【アジア杯】森保J 次戦の相手はインドネシア代表 強化進む2つの理由を同国でプレーする丸岡が解説
2024年01月20日 04:38
サッカー
人気アップに乗じてレベルも年々、上がっているようだ。東南アジアの勢力図はこれまでタイがトップで、マレーシア、ベトナムが追随する形だったというが「今はインドネシアもそこに食い込めている」と分析する。
強化が進んだ背景について丸岡は、主に2つの理由を挙げる。1つ目は、多くの外国人指導者の招聘(しょうへい)。丸岡が所属するヌサンタラも昨季はブラジル人、今季はポルトガル人が指揮。他チームも同様で、そのことで「試合もより戦術的になってきた。一番の違いは、やっぱり練習内容が劇的に良くなった」と指摘する。
2つ目は、外国人枠の拡大。1部リーグは昨季まで「アジア枠1」のみだったが、今季から「5プラスASEAN(東南アジア諸国連合)1」に変更。結果、各チーム最大6人の外国人選手がプレー可能となり、試合内容も「前半からオープンな展開になる東南アジアのサッカー」から「国際基準の流れを読んだ試合運びをできるチームが増えた」と効果を口にした。
インドネシア代表は今回が4大会ぶり5度目のアジア杯出場。チームを率いるのは韓国人の申台龍監督=写真、ロイター=だ。19年12月に就任以来、チームを徐々に強化。丸岡の元同僚によると、練習内容はかなりハードで「2部練習は当たり前で、筋トレもフィジカルトレーニングもみっちりやる」ようで、展開するサッカーは「しっかり守ってカウンター」という。
日本戦で鍵となる選手について丸岡は、主将のDFアスナウイ(24=無所属)、昨季まで東京VでプレーしていたDFアルハン(22=水原)の海外組2人を挙げた。
「この2人が海外移籍の道を開いてきた。今後はそういった選手が増えてくれれば、代表ももっと強くなる」と期待を口にし、最後に日本戦を「日本が間違いなくボールを握ると思います。でも、東南アジア特有のフィジカル、ボール際の部分は日本にも負けない感覚はある。しっかり守ってカウンターだったり、セットプレーで隙を突ければ十分にチャンスはあると思います」と占った。
◇丸岡 満(まるおか・みつる)1996年(平8)1月6日生まれ、徳島市出身の28歳。中学卒業後にC大阪U―18入りし、13年欧州遠征での活躍が認められてトップ昇格が内定した直後の14年1月にドイツ1部ドルトムントに期限付き移籍。同9月にトップデビューした。16年にC大阪に復帰し、その後はJ2長崎、J2山口への期限付き移籍を経て21年7月にタイ1部BGパトゥムに加入。22年から韓国の2部金浦でプレーし、同年7月にインドネシア1部ヌサンタラに移籍。1メートル73、64キロ。利き足は右。
おすすめテーマ
2024年01月20日のニュース
特集
サッカーのランキング
-
【アジア杯】森保ジャパン 1次Lで初めて負けた 「ドーハの悲劇」の地で因縁のイラクに1-2
-
【アジア杯】槙野智章氏 右サイドが攻守で“機能不全” 菅原と伊東が縦関係になりすぎて生じた「迷い」
-
【アジア杯】イラク指揮官「完璧に近い試合」 長身アイメンの頭2発で16強入り
-
【アジア杯】遠藤航「球際のところで奪われる展開に」 終了間際に意地のヘッドも反省
-
【アジア杯】伊東 好機演出も「先制されて苦しい展開になった」
-
【アジア杯】森保J 次戦の相手はインドネシア代表 強化進む2つの理由を同国でプレーする丸岡が解説
-
新潟・宮本 初J1開幕スタメン奪取だ「技術面でより磨きを」
-
【アジア杯】日本1位突破の可能性消えた…同組インドネシア ベトナム撃破で初の決勝T進出に王手