【JFA宮本恒靖新会長と一問一答】座右の銘は「今を生きる」 子供の頃は野球選手になるのが夢だった
2024年03月25日 05:00
サッカー
―――一夜明けて会長になった実感は?
「全くないです(笑)。先ほど取材を受け、“会長”と呼ばれた時に、そんな扱いになるのかなと思いましたけど、それぐらいですね」。
――理想のリーダー像は?最近、読んだ本は?
「具体的にこの人とかないです。本は最近、『ハード・シングス』を読みました。(組織のトップで)孤独で判断する時には、何か自分の中で軸になるものを持っておかなければいけない。それを作るための、そういう本であったりとか、人と会って意見を聞いたりする作業は、多分、ずっと続けていく必要があると思います」
――座右の銘は?
「『今を生きる』です。中学生の時に『いまを生きる』という映画を見て。当たり前を疑えとか、そういうメッセージ性が強かった映画。目の前のことに対して100%しっかり取り組むこと。それが後々、点で繋がることがたくさんあると思う」。
――影響を受けた人は?
「両親には影響を受けたと思います。中1の頃に、親は常に側にいる存在だと思っていた自分に対し、“親は先に死ぬ。死んだ後も1人で生きていけるように、(子供を)自立させていくのが親の仕事。だから厳しいことも言う”と言われて、なるほどな、と。現実をしっかり分からせてくれる親だったので、それは大きかっと思います」。
――会長立候補は両親に相談した?
「立候補することにしたという話はしました。“大変やな”という反応はありました(笑)」。
――東京生活は初?
「初めてです。人が多いですね(笑)。たまに電車に乗ったりもしますよ」。
――息抜きは?
「友達とご飯にいったり、映画に行ったりもします。家では海外サッカーも見ます」
――趣味は?
「時々、ゴルフに行ったりします。最近そういう時間も少ないですけど。ベストスコア?調子が良いと80台です」
――小さい頃は野球選手になりたかった?
「ソフトボールをやっていたので。プロ野球中継も見ていて、巨人ファンでした。今はどちらかというと、アスリート的な要素とか、監督の采配とかに目がいきますね」
――好きな選手は?
「青い稲妻の、松本匡さん。渋い選手が好きで、いわゆる主砲とかエースとかよりも、そういういぶし銀が好きですね」
――巨人も今年から阿部慎之助新監督が就任。
「阿部監督も色々とアプローチの仕方を変えてると聞きますし、組織を率いるというところで、工夫させているんだなと思って見させてもらっています」。
――自身の性格は?
「冷静沈着と言われますけど、別にそうでもないと思います。あまりそうは見られないけど、喜怒哀楽もあると思っています。もちろん、いろんな判断を下すときは、冷静な方がいいとは思いますが」。
――ソフトボールからサッカーに変更したきっかけは?
「86年W杯メキシコ大会で、マラドーナを見たのがきっかけです」