新潟L・川澄 技あり弾で1―0勝利 前に出たGKの頭上を越す鮮やかチップキック

2024年03月31日 07:00

サッカー

新潟L・川澄 技あり弾で1―0勝利 前に出たGKの頭上を越す鮮やかチップキック
決勝ゴールを決めた川澄 Photo By スポニチ
 WEリーグの新潟は、アウェーでノジマ相模原を1―0で下し、3月最後の一戦を白星で飾った。後半12分にMF川澄奈穂美(38)が技ありの一撃を決め、競り勝った。今月だけで4度目の1―0勝利を飾った新潟は、3位をキープして残り8試合を迎える。
 鮮やかなチップキックだった。後半12分。相手パスミスを奪い、GKが前に出ているのを視界に捉えた川澄は、頭越しにやや浮かせた軌道でゴールネットを揺らした。

 「GKがちょっと前に出ているのはもちろん分かっていたので、あとはいいところに置いてコントロールシュートでゴールに入れようと」

 FW道上にGKへのプレスを指示し、GKがDFに出すコースを読んで距離を詰めていた。加えて技ありの一撃。全てにベテランらしい経験が詰まっていた。

 実は試合前のシュート練習でも同じようなループ気味のシュートを放っていた。その時はバーに当てたが「やっておいて良かったですね」と笑った。普通はその日の感覚を確かめるために強いシュートを練習するが「GKの位置によって、ただ単に強く打てばいいわけじゃないというのは自分の中にあるので」。常にいろんな状況を想定しながら準備する姿勢が決勝ゴールを生んだ。

 これで厳しい日程だった3月の7試合を終えた。橋川監督は声を震わせながら「言うことないです。魂のこもった試合を見せてくれました」と振り返った。これでリーグ最多の4度目の1―0勝利。「1―0でも1点差でもいいから勝つ、ということを徹底しています」。4月も粘り強い戦いで上位2チームについていく。(白鳥 健太郎)

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