桜の季節、セレッソの季節がやってきた 2発快勝で2位浮上 先制弾の船木「これをずっと継続して…」

2024年03月31日 07:00

サッカー

桜の季節、セレッソの季節がやってきた 2発快勝で2位浮上 先制弾の船木「これをずっと継続して…」
<C大阪・湘南 試合後、サポーターと喜ぶC大阪・舩木(左)と北野 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ 第5節   C大阪2ー0湘南 ( 2024年3月30日    ヨドコウ桜 )】 C大阪は湘南を2―0で退け、3連勝で2位に浮上した。後半15分にDF船木翔(25)が2年ぶりの得点となる先制弾。後半途中出場のFW北野颯太(19)もゴールを挙げた。J1で開幕節から5戦負けなしはクラブ新記録だ。
 本拠の外周を彩る美しい桜のごとく、C大阪が早くも満開の時を迎えた。2戦連続の2―0快勝で3連勝だ。J1で開幕節から5戦負けなしはクラブ新記録。快進撃は止まらない。立役者はDF船木だ。2年ぶりゴールは決勝点で、守っては完封の大活躍だった。

 「ゴールを決めて、ゼロで(抑える)というのは、これから先もそんなにたくさんはない。これをずっと継続していけたらいい」

 後半15分、来日初先発のMFブエノの左コーナーキックを、ファーサイドで合わせた。頭で叩きつけ、ゴール右に突き刺した。久々の一撃に「喜び方がわからなかったんですけど、とにかく本当にうれしかった」と思い切りほえてから、仲間にもみくちゃにされた。同37分には昨年10月に右膝半月板の手術を受けたFW北野が復帰初戦でゴール。アカデミー育ちの2人が勝利の花を咲かせた。

 両手の十指が、船木の充実ぶりを物語る。昨年結婚し、第1子ももうけた。ひときわ輝きを放つのが、ネイリストの妻から施された鮮やかな色の爪。1年半前からおしゃれで始め、今では「これじゃないと気に入らなくなっちゃって」と笑った。守るべき家族に支えられ、精神面でも余裕が生まれた。今季は本職の左サイドバックではなく、左センターバックとしてフル回転。チームの欠かせないピースに成長した。

 大阪管区気象台はこの日、桜の開花を発表した。今季はクラブ設立30周年イヤー。春を終えれば桜は散るが、桜の戦士たちは悲願のリーグ制覇の瞬間まで咲き誇る。 (北野 将市)

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