決勝弾のU-23・細谷 柏Jユース時代からの積み重ねが大一番で結実「やり続けるしかないと思っていた」

2024年04月27日 02:59

サッカー

決勝弾のU-23・細谷 柏Jユース時代からの積み重ねが大一番で結実「やり続けるしかないと思っていた」
<U-23日本代表・U-23カタール代表>延長前半、細谷(手前)はゴールを決める(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【サッカーパリ五輪最終予選兼U―23アジア杯カタール大会準々決勝   日本4―2カタール ( 2024年4月25日    ドーハ )】 エースFW細谷が目覚めの一発だ。2―2の延長前半10分、荒木のパスに抜け出し、最後は右足で相手GKの股を抜く決勝弾をゴール左隅に決めた。今季は所属の柏でも7試合無得点。「ここで終わったら、サッカー人生終わるなと思っていた」。悲壮な覚悟が生んだ24年公式戦初得点に、普段は感情を表に出さないクールな男が感情をむき出しに喜んだ。
 育成年代からの積み重ねが実を結んだ。柏ジュニアユース時代に3年間指導した広州恒大(中国)Bチームの芳賀敦監督(58)は、中学3年の細谷をサイドから2トップの一角にコンバート。練習後はバランスボールを敵に見立て、体のぶつけ方やボールキープを反復練習した。その配置転換が転機となり細谷は厳しい競争に勝ってユース、トップ昇格を果たした。

 決勝弾の場面では背後から相手にぶつかられたが、しっかりブロック。真骨頂が発揮された。守備でも前半41分には跳び蹴りを受けた相手GKを退場に追いやるなど貢献。「やり続けるしかないと思っていた」。パリ切符獲得へ、準決勝ではケチャドバ弾に期待がかかる。

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