新潟・小島 2戦連続零封で今季初連勝を 27日FC東京戦 得点リーグ1位タイの相手に細心の注意

2024年04月27日 04:15

サッカー

新潟・小島 2戦連続零封で今季初連勝を 27日FC東京戦 得点リーグ1位タイの相手に細心の注意
2試合連続無失点勝利を狙う小島 Photo By スポニチ
 J1新潟はきょう27日、ホームでFC東京と対戦する。26日は聖籠町のアルビレッジで最終調整した。現在リーグ1位タイの14得点を挙げている相手に対し、不動の守護神・GK小島亨介(27)はチーム一丸の守備に自信を見せる。堅守を貫き、2試合連続無失点で今季初の連勝をつかみ取る。
 今季初の連勝が懸かり、相手は順位が一つ上で勝ち点12で並ぶ。しかも昨季まで3シーズン一緒にプレーしたMF高もいる。意識することが多い試合でも、小島は堂々としていて冷静だ。「勝つために全員で攻撃して、全員で守備するところは心がけてやっていきたい」と力を込めた。

 前節の京都戦で、リーグ戦では6試合ぶりの無失点と勝利をマークした。それまでの5試合も決して悪くはなく、小島自身も好セーブを連発していた。ただ「ちょっとした隙、ポジショニングなどの細かい部分」で得点を与えていた。

 守備陣ではその間、ボールを奪いにいく選手と、それをカバーする選手の距離感を確認し続けた。「奪いに行った選手に、カバーも同時に行くくらいの連動が肝。そこを90分徹底してやることで無失点につながる」。練習で何度も意識を共有してきて、「それが体現できたのが前節。そういう試合をこれから増やしていくことが勝ち点につながる」と手応えを口にする。

 「結果が出ない時はいろいろ考える」。勝てないと試行錯誤し、深みに陥りがちになるが、そこは経験のある正GK。ここ2シーズン、ゴールを守り続けた経験が生き、「とにかくネガティブにならずにやり続ける。前向きな姿勢でいよう。最終的にはそこにたどり着いた」と取り組み、乗り越えた。

 FC東京はU―23日本代表のMF松木らが不在とはいえ、縦に速い攻撃は鋭い。高や元新潟のMF小泉がいる中盤で奪ってからのカウンターは驚異だが、対策のイメージはできている。「攻撃しながらも守備のバランスが大事。僕自身はリスク管理を徹底してやりたい」と言い、細心の注意を払って勝ち点3をたぐり寄せる。(西巻 賢介)

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