新潟・堀米 5日のルヴァン杯長崎戦で2カ月ぶりスタメン濃厚 松橋監督「総力戦」

2024年06月05日 09:15

サッカー

新潟・堀米 5日のルヴァン杯長崎戦で2カ月ぶりスタメン濃厚 松橋監督「総力戦」
約2カ月ぶりの先発が濃厚な堀米 Photo By スポニチ
 J1新潟はきょう5日、ホームでJ2長崎とルヴァン杯プレーオフラウンド第1戦を戦う。右太腿裏のケガから復帰したDF堀米悠斗主将(29)は、約2カ月ぶりの公式戦先発出場が濃厚。持ち前のリーダーシップで、リーグ戦前節の町田戦で得た手応えをチームに浸透させ、ベスト8進出へ先手を取る。
 頼れる主将が帰ってきた。リーグ戦前節の町田戦で戦列復帰した堀米は、約2カ月ぶりの先発が濃厚な試合の前にも気負いはない。「自分の仕事を全うしたい」と落ち着いた表情で語る。
 4月上旬に右太腿裏を痛め、1週間ほど別メニュー調整した。その後、再び同じ箇所に違和感が出たため、今度は慎重に時間をかけて治してきた。

 その間、チームは思うように結果を残せない時期が続いた。「気持ちはみんな持っている。それがなぜ表現できていないように見えるのか」。その原因を探ろうと観戦し、立ち位置などチーム全体の問題点をチェック。ピッチで貢献できなくても「冷静に頭を使って見て」各選手にアドバイスを送ってきた。

 長崎戦ではその成果を生かす。町田戦で後半34分からプレーし、「ゲームじゃないと取り戻せない感覚もある」と、コンディションはまだ上がりきっていないと感じている。だからこそ予測を大事にして「頭を動かし、周りを動かして、チームが“楽だな”と思ってもらえるように声かけしたい」と意気込む。

 公式戦2勝1分け4敗と負け越した5月から一転、6月は最初の試合でリーグ首位を叩き、いい流れをつかむ好機が訪れている。「このチャンスをものにできるか。町田戦で良かったものを意識して、もう一度できるように改めてみんなに伝えてから試合に入りたい」。主将としての責務を果たし、自らも好調の波に乗るため、初戦で結果を出す。(西巻 賢介)


 ○…ホーム&アウェーで戦うプレーオフラウンドについて、松橋監督は総力戦で戦い抜く方針を示した。チームはDF森らがケガから復帰している。この日はFW小野も部分合流ながら練習に参加した。多いときは約3分の1がいなかったフィールドプレーヤーも少しずつピッチに立てる選手が増えてきた。松橋監督は「中3日での2戦で、多くの選手が出場する。総力戦になる」と語った。

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