新潟・長谷川巧「試合に出ることが全て」 ルヴァン杯準々決勝2戦で久々公式戦 縦の推進力で勝負
2024年09月13日 04:30
サッカー
町田戦は第1、2戦ともに後半25分から右サイドハーフ(SH)で出場。第2戦はロングパスを受けて攻撃の起点になる場面もあったが「もうちょっと(ボールを)収めていれば後ろも押し上げられたし、押し込まれる時間が少なくなって楽になった」と反省も忘れなかった。
プロ8年目。昨季に続いて今季も本職の右サイドバックだけでなくSHでも併用で起用されている。ただ、5月に右太腿のケガもあり、リーグ戦は5試合出場にとどまる。1、2年目の頃は出られずに下を向くこともあった。今は「いかに切らさずに取り組み続けられるか。自分との闘い」と、士気高く左足のシュート練習や筋トレを継続し、体のケアも欠かさない。
39歳のベテランDF千葉の存在も大きい。「ポンと出てもいいプレーをしている。それはしっかりやっているから」。日頃の妥協のない姿を見て「見習わないと」と語る。
今は攻撃のアクセントになろうと、長所の縦への推進力をより意識する。「僕よりうまい人はいる。人と同じことをしても意味がない」。先発でも途中からでも、自分の色を出すだけだ。