なでしこ佐々木監督代行が韓国戦で一日限定指揮 「8年ぶりに声が枯れた」 監督は「これで引退」

2024年10月26日 21:23

サッカー

なでしこ佐々木監督代行が韓国戦で一日限定指揮 「8年ぶりに声が枯れた」 監督は「これで引退」
<日本・韓国>後半、ゴールを決めた谷川と喜ぶ佐々木監督代行(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【サッカー女子 国際親善試合   日本4―0韓国 ( 2024年10月26日    国立 )】 世界ランク7位の女子日本代表「なでしこジャパン」はパリ五輪後初となる国際親善試合で韓国(同19位)に4―0で快勝した。指揮を執った佐々木則夫監督代行(66)は「次のなでしこの指標になるようなサッカーをしようということで、相手ではなく自分たちに狙いを持って戦ってくれた。多少のミスはあったが、選手は休むことなくトライしてくれた」と振り返った。
 佐々木監督代行がスタイル転換を掲げた「攻撃的な守備」が随所に光り、1―0の前半34分には敵陣でのボール奪取からMF藤野あおばの2点目が生まれた。後半11分にMF谷川萌々子が決めた4点目は、敵陣でクリアボールを拾って素早く攻撃につなげた。「切り替えの早さと展開の早さはいい指標になった」と一定の手応えを口にした。

 先発はDF熊谷紗希、MF長谷川唯らパリ五輪のメンバー主体で臨み、後半は初招集のDF遠藤優らフレッシュな選手も起用。熊谷が長年務めた主将にはGK山下杏也加を指名した。ベテラン、中堅、若手の世代融合も推し進め、「彼女たちだったら絶対にW杯、五輪で皆さんのご期待に沿えるようなチームになると思う。そういったスタートにできた」。今後は年内決定を目指す新監督の下、27年女子W杯、28年ロサンゼルス五輪に向けた強化が本格化する。

 11年女子W杯でなでしこを世界一に導き、一日限定で現場復帰した名将。「8年ぶりに声が枯れたかな」と“ノリさん節”で報道陣を笑わせ、「これで(監督は)引退だと思います」と言って会見場を後にした。

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