40歳町田FW中島裕希がJ1通算100試合出場「求められないと出られない」3度目所属チーム昇格で達成

2024年10月26日 14:20

サッカー

40歳町田FW中島裕希がJ1通算100試合出場「求められないと出られない」3度目所属チーム昇格で達成
町田FW中島裕希 Photo By スポニチ
 今季J1フィールド選手で最年長となる町田FW中島裕希(40)が、シーズン終盤戦で輝きを増している。前節の19日アウェー柏戦では後半途中から出場し、J1通算100試合出場を達成した。
 自身9年ぶりのJ1で7月以降の5試合に出場し、うち3試合が先発。途中出場のみだった昨季J2での出場時間を大きく上回り、5日の川崎F戦ではJ1年長4位の得点も決めた。100試合到達は「あまり意識はしていなかった。試合数よりも、チームが勝つためにどう貢献するか、何ができるかを考えてやってきた」とさほど関心を示さない。

 J2に在籍した期間が長く、同通算531試合と104得点はともに歴代2位。高卒で加入した鹿島ではJ1出場なしも、その後仙台、山形、町田では主力として活躍。いずれもチームがJ1に昇格し、そこからJ1出場を積み重ねた。Jリーグ通算631試合は、歴代6位の大記録だ。

 J1に昇格したクラブは通常、1年でJ2に逆戻りしないよう選手を補強する。中島はそのたびに激しい競争にさらされながら、出番を勝ち取ってきた。「監督が求めることをしっかり表現する。それをしないと試合に出られないし、メンバーにも絡めない。そうしながら自分の良さもしっかり出せるように。求められないと出られないので」。町田でも前線からの守備など黒田剛監督がこだわるプレーを献身的に続けたからこそ、代表選手が不在だったカップ戦でチャンスをつかみ、彼らの復帰後もメンバー入りを続けている。

 J1初昇格の町田は首位を明け渡して勝利から4試合遠ざかり、首位広島と勝ち点5差の3位。残り4試合で優勝争いに踏みとどまれるか、正念場を迎えている。次節の11月3日鳥栖戦まで、カップ戦があるライバルと比べて日程に余裕はある。中島は「この2週間でもう一度町田の良さは何だったのか立ち返り、全員でエネルギーを出せるようにしていく」とラストスパートを誓った。

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