ゲンキのたからばこ第7回 健康的な体をつくる泉大津市の特別な給食ってなんだろう
2023年11月17日 12:01
社会
YouTube 第7回 健康的な体をつくる泉大津市の特別な給食ってなんだろう】
皆さんこんにちは。穴師小学校で保健の先生をしている橋田です。前回までに赤・黄・緑の3色栄養と、泉大津市の給食の話しをしました。泉大津市には「特別な給食」というものがあります。
今回も中学校で栄養教諭をしている倭(やまと)倫子先生に協力してもらいながらくわしく説明していきます。
その前に「ゲンキのたからばこ第5回」での内容を復習します。
人間の体は食べたものからできています。覚えていますか?では、健康的な体を作るためにはどうすればいいでしょうか?
体にとって、良いものを食べていけばいいのです。食べる以外にも給食でより体に良いものが出ていることを知れば「どんな食材なのかな?」「この食材はどんな栄養があるのかな?」と、食べものを学ぶきっかけになりますよね。
そうすることで、みなさんが食べることについての知識がついていき、これからの食生活が健康的なものになっていきます。だから、給食で食べることについて学んでほしいと思います。
そんな想いがある泉大津市の特別な給食の取り組みを、今回は二つ説明します。
一つ目は「ときめき給食」、二つ目は「特別な米の提供です」
ここからは倭(やまと)先生に説明してもらいます。
▼倭先生
1つ目の「ときめき給食」について説明します。
第5回にも特別な給食として「ときめき給食」を三色に分けましたが覚えていますか?
「ときめき給食」は、心も体もわくわくときめくような給食のことなんです。
そんなときめき給食は月2回、それぞれテーマを決めて提供している特別な給食です。
具体的なテーマは、不足しがちな栄養素であるミネラルをふんだんに使った「ミネラル給食」や、地産地消といって、地元で作られたものを地元で消費すること、つまり大阪府内で作られた食材を使用した給食があります。
では、心も体もわくわくときめく給食は具体的にどういったものなんでしょう?
それは、いつもと違う食材を使った特別な給食です。
第5回でも紹介した7月13日のときめき給食(写真)から説明します。ときめき給食がどんな食材を使っているか思い出してください。
まずは「体により良い食材」です。より良い食材は、発酵食品やオーガニック食品などがあります。発酵食品はみなさん知っていますか?
発酵食品はみそや、甘酒、キムチなどがあり、食べることで体の中の腸という部分の環境を良くしてくれます。発酵食品はその他にもチーズなど身近にたくさんありますね。
腸の中には、病気の原因となるウイルスなどから守ってくれる細胞が多くあると言われています。発酵食品を食べ続けると、元気に過ごせるんです。
また、体に良い食材としてオーガニック食品を使っています。オーガニック食品は、農薬などを使用せずに作られたものなので、体にとって優しいものになります。
ときめき給食ではオーガニックみそを使ったみそ汁が出ることも多いです。
次に、季節の食べ物です。
7月のときめき給食も季節の食べ物がたくさん出ていました。その時の食材を紹介していきます。
まずは夏野菜です。夏野菜にはパプリカやズッキーニなどがあります。季節の野菜は季節によって春野菜や秋野菜などいろいろなものがあります。
他にも鱧(はも)のような季節の魚介類などです。季節によっては「かつお」や「たこ」などが他のときめき給食でも出ました。
このように7月のときめき給食は夏の時期でしたので、夏野菜や鱧が季節の食べ物として出ました。夏野菜などの季節の食べ物には、夏の暑い時期を乗り越えるための栄養素が多く含まれています。
また、鱧のような、なかなか給食では食べられない食材がでることで、給食が楽しみになってきませんか?
このように季節の食べ物が出ることで給食が楽しみになったり、その時期を健康的に過ごすことができます。
行事のときに食べるものも出ます。お正月のおせち料理がそうです。料理ごとに願いや意味があります。
実際の献立(写真)を見て説明していきます。
ぶりの照り焼きは、ぶりは出世魚と言って大きさで呼び方が変わります。そこから、出世を願う思いが込められています。
黒豆は、まめという言葉から真面目に働くという思いが込められています。
雑煮は元旦に神様へのお供え物を食べたのが始まりとされています。
このようなことを知ることで食への興味がわいたり、日本の伝統について学べます。
また、すべてのときめき給食には「ときめきポイント」と呼ばれる、ときめき給食の内容を説明したプリント(写真)が配られます。テーマ、食材や栄養などの解説が書かれています。これを読むことで、ときめき給食について知ることができます。
毎回作成されるので、食について詳しく学ぶことができます。
▼橋田先生
倭先生に質問です。「ときめき給食」で今までどんな食材を使ってきましたか?
▼倭先生
令和5年5月には、いずみだこを提供しました。いずみだこは、大阪湾でとれた大阪産のたこで、唐揚げにしました。とっても人気でした。そのほかにも、なにわくろ牛という大阪産の和牛もすき焼きで出したこともあります。今年度も予定しています。
▼橋田先生
多くの食材を確保するのは難しくないですか?
▼倭先生
食材は泉大津市が直接、さまざま団体に連絡して給食に使える量を確保しています。そういった団体と直接交渉する中で、「ときめき給食」に使用できるいろいろな情報を集めることもできます。
▼橋田先生
今後、「ときめき給食」で使う予定の食材は何かありますか?
▼倭先生
今、予定しているのは12月にあんこうを使った、あんこう鍋を予定しています。なかなか給食には出ない食材なので楽しみにしていてください。
大阪府泉大津市教育委員会とスポーツニッポン新聞社の共同企画連載「ゲンキのたからばこ」が7月にスタートしました。泉大津市内の小学校では「保健」「食育」の授業の中で、生活習慣や食生活、性教育なども指導しています。それらの内容を、YouTube動画などを活用して、分かりやすく説明していきます。第7回は健康的な体をつくる「泉大津市の特別な給食ってなんだろう」です。 【今回も中学校で栄養教諭をしている倭(やまと)倫子先生に協力してもらいながらくわしく説明していきます。
その前に「ゲンキのたからばこ第5回」での内容を復習します。
人間の体は食べたものからできています。覚えていますか?では、健康的な体を作るためにはどうすればいいでしょうか?
体にとって、良いものを食べていけばいいのです。食べる以外にも給食でより体に良いものが出ていることを知れば「どんな食材なのかな?」「この食材はどんな栄養があるのかな?」と、食べものを学ぶきっかけになりますよね。
そうすることで、みなさんが食べることについての知識がついていき、これからの食生活が健康的なものになっていきます。だから、給食で食べることについて学んでほしいと思います。
そんな想いがある泉大津市の特別な給食の取り組みを、今回は二つ説明します。
一つ目は「ときめき給食」、二つ目は「特別な米の提供です」
ここからは倭(やまと)先生に説明してもらいます。
▼倭先生
1つ目の「ときめき給食」について説明します。
第5回にも特別な給食として「ときめき給食」を三色に分けましたが覚えていますか?
「ときめき給食」は、心も体もわくわくときめくような給食のことなんです。
そんなときめき給食は月2回、それぞれテーマを決めて提供している特別な給食です。
具体的なテーマは、不足しがちな栄養素であるミネラルをふんだんに使った「ミネラル給食」や、地産地消といって、地元で作られたものを地元で消費すること、つまり大阪府内で作られた食材を使用した給食があります。
では、心も体もわくわくときめく給食は具体的にどういったものなんでしょう?
それは、いつもと違う食材を使った特別な給食です。
第5回でも紹介した7月13日のときめき給食(写真)から説明します。ときめき給食がどんな食材を使っているか思い出してください。
まずは「体により良い食材」です。より良い食材は、発酵食品やオーガニック食品などがあります。発酵食品はみなさん知っていますか?
発酵食品はみそや、甘酒、キムチなどがあり、食べることで体の中の腸という部分の環境を良くしてくれます。発酵食品はその他にもチーズなど身近にたくさんありますね。
腸の中には、病気の原因となるウイルスなどから守ってくれる細胞が多くあると言われています。発酵食品を食べ続けると、元気に過ごせるんです。
また、体に良い食材としてオーガニック食品を使っています。オーガニック食品は、農薬などを使用せずに作られたものなので、体にとって優しいものになります。
ときめき給食ではオーガニックみそを使ったみそ汁が出ることも多いです。
次に、季節の食べ物です。
7月のときめき給食も季節の食べ物がたくさん出ていました。その時の食材を紹介していきます。
まずは夏野菜です。夏野菜にはパプリカやズッキーニなどがあります。季節の野菜は季節によって春野菜や秋野菜などいろいろなものがあります。
他にも鱧(はも)のような季節の魚介類などです。季節によっては「かつお」や「たこ」などが他のときめき給食でも出ました。
このように7月のときめき給食は夏の時期でしたので、夏野菜や鱧が季節の食べ物として出ました。夏野菜などの季節の食べ物には、夏の暑い時期を乗り越えるための栄養素が多く含まれています。
また、鱧のような、なかなか給食では食べられない食材がでることで、給食が楽しみになってきませんか?
このように季節の食べ物が出ることで給食が楽しみになったり、その時期を健康的に過ごすことができます。
行事のときに食べるものも出ます。お正月のおせち料理がそうです。料理ごとに願いや意味があります。
実際の献立(写真)を見て説明していきます。
ぶりの照り焼きは、ぶりは出世魚と言って大きさで呼び方が変わります。そこから、出世を願う思いが込められています。
黒豆は、まめという言葉から真面目に働くという思いが込められています。
雑煮は元旦に神様へのお供え物を食べたのが始まりとされています。
このようなことを知ることで食への興味がわいたり、日本の伝統について学べます。
また、すべてのときめき給食には「ときめきポイント」と呼ばれる、ときめき給食の内容を説明したプリント(写真)が配られます。テーマ、食材や栄養などの解説が書かれています。これを読むことで、ときめき給食について知ることができます。
毎回作成されるので、食について詳しく学ぶことができます。
▼橋田先生
倭先生に質問です。「ときめき給食」で今までどんな食材を使ってきましたか?
▼倭先生
令和5年5月には、いずみだこを提供しました。いずみだこは、大阪湾でとれた大阪産のたこで、唐揚げにしました。とっても人気でした。そのほかにも、なにわくろ牛という大阪産の和牛もすき焼きで出したこともあります。今年度も予定しています。
▼橋田先生
多くの食材を確保するのは難しくないですか?
▼倭先生
食材は泉大津市が直接、さまざま団体に連絡して給食に使える量を確保しています。そういった団体と直接交渉する中で、「ときめき給食」に使用できるいろいろな情報を集めることもできます。
▼橋田先生
今後、「ときめき給食」で使う予定の食材は何かありますか?
▼倭先生
今、予定しているのは12月にあんこうを使った、あんこう鍋を予定しています。なかなか給食には出ない食材なので楽しみにしていてください。