柿沢未途被告に有罪判決 懲役2年、執行猶予5年 「反省を深めている様子は見受けられない」裁判長

2024年03月15日 04:50

社会

 東京都江東区長選を巡り区議ら10人に計約280万円の供与や申し込みをしたとして、公選法違反(買収など)の罪に問われた前法務副大臣の元衆院議員柿沢未途被告(53)に東京地裁は14日、懲役2年、執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。
 「選挙の公正という民主主義の根幹への信頼を揺るがす悪質な犯行」と指摘した。

 向井香津子裁判長は、積極的に秘書らに指示して組織的に選挙買収を主導したと認定し「強い非難に値し、国政を含む政治不信を招いた」と批判。

 「公選法の趣旨を踏まえて反省を深めている様子は見受けられない」と述べた。

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