紅こうじ健康被害 公表前に摂取やめ回復の事例も 対応遅れへの追及必至

2024年04月08日 04:40

社会

 小林製薬の「紅こうじ」を使ったサプリメントによる健康被害問題で、同社が問題を公表する以前に、体調不良となった利用者が医師の診断や自己判断で摂取を中止したところ、回復した事例が複数あることが7日、各自治体などへの取材で分かった。
 摂取をやめたため重篤化せず入院に至らなかったとみられるケースもあった。

 健康被害の原因の詳細はまだ調査中とされているが、早期の情報開示がされれば被害を抑えられた可能性もある。

 同社が健康被害を認知してから公表までに要した約2カ月の間にも摂取を続けた利用者がいるとみられ、対応遅れの問題が改めて問われそうだ。

おすすめテーマ

2024年04月08日のニュース

【楽天】オススメアイテム