日経平均株価が大幅反落 前日から最大1346円安 イスラエルがイランに報復攻撃

2024年04月20日 04:40

社会

日経平均株価が大幅反落 前日から最大1346円安 イスラエルがイランに報復攻撃
下げ幅が一時1300円を超えた日経平均株価(下段)を示すモニター Photo By 共同
 イラン中部イスファハン近郊の空軍基地に19日攻撃があり、イラン軍事筋は無人機3機を撃墜したと明らかにした。複数のイスラエル国防当局者は、同国の攻撃だと米紙ニューヨーク・タイムズに認めた。14日未明にイランから大規模攻撃を受けたことへの反撃とみられる。イラン軍事筋は、イスラエルへの再攻撃は「現時点で検討していない」と語った。
 東京株式市場ではリスク回避の売り注文が膨らみ、日経平均株価は大幅反落。前日から最大1346円安で、取引時間中では2カ月ぶりに3万7000円を割り込んだ。終値としての下げ幅は2021年2月以来3年2カ月ぶりの大きさ。さらに、半導体関連銘柄の業績の先行きに対する懸念が強まったことも相場を押し下げた。経済評論家の森永卓郎氏は「中東情勢が半導体バブル崩壊のきっかけになりかねない」と警鐘を鳴らす。日本株の高騰は半導体市場がけん引。「1929年の世界恐慌の前も自動車と家電で株価が上がっていたが3分の1に暴落。今回も株価が3分の1になってもおかしくない」と指摘した。

 追い打ちをかけるのが岸田政権の緊縮財政。森永氏は「財政・金融の引き締めで昭和恐慌が起こった。同じ緊縮財政の岸田政権で株価暴落が起これば“令和恐慌”の恐れさえある」と話した。

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