巨人、築地に移転? 32年開業予定5万人収容スタジアム 開場36年、東京ドームの老朽化懸念
2024年04月20日 04:50
社会
現在、巨人の本拠地である東京ドームは老朽化が懸念されており、移転先に注目が集まっていた。東京・水道橋にある東京ドームは1988年に開場し、36年たっている。また巨人は東京ドームに年間で25億円と言われる賃貸料に加え、グッズ収入などのロイヤルティーも支払っている。それらを全て解消できるのが、スタジアムが建設される今回の築地市場の跡地への移転だ。今回の再開発計画に携わる関係者は「今年、巨人は球団創設90周年。自前の球場で100周年を迎えることを目指している」と明かした。
旧築地市場の再開発を巡っては、2017年に小池百合子都知事が「食のテーマパーク」の建設をぶち上げたが立ち消えとなっていた。巨人の築地新球場構想も浮上していたが、今回ようやく動き出した形だ。
今回の計画が軌道に乗れば、東京の新たな大型観光スポットになるのは間違いない。ただ近隣には大きな駅はなく、新橋駅や東京駅といった大規模な駅からは距離がある。人の動線の問題が、新たな街づくりの課題となる。