自民・武井議員 公設秘書がスピード違反 投稿で見つカーった 党への逆風も速度増す!?
2024年05月03日 04:40
社会
画像には「最高のドライブルートです。ぜひお越しください!」と観光誘客を意識した文書を添えて投稿。党の運命を左右する衆院3補選の投開票日だったことから「10分程度で削除した」とした。報道陣から「91キロに気づいて削除したのではないのか?」と問われると「全くありません」と否定した。4月30日夜「91キロ」がクローズアップされた画像が出回っていることを確認し、地元警察に速度違反について相談したという。
武井氏の“自動車トラブル”はこれで3度目だ。2019年9月、私設秘書が酒気帯び運転で警視庁の車に衝突する事故。武井氏を羽田空港に送った帰路だった。武井氏は当時「車内では(酒気帯び状態に)気づかなかった」と説明した。2度目は2021年6月。東京・六本木で秘書が運転する車が自転車に乗った男性をはね、そのまま走行しようとした。男性は軽傷。武井氏は後部座席にいた。その時に乗っていた所有車が、車検と自動車損害賠償責任保険が切れていたことも発覚。武井氏はその後、道路運送車両法違反などの疑いで書類送検された(嫌疑不十分で不起訴)。
「法令順守を徹底してきたつもりだが、結果としてこうなってしまった」と再度謝罪した武井氏。議員活動については「もちろん、しっかりと」と辞職は否定。前回21年の選挙では、小選挙区で立憲民主党の新人に競り負けている。岸田派に所属していた武井氏に、また一つ“逆風”が加わった。
≪31キロ超過一発免停≫スピード違反は超過速度によって処分の重さが変わり、一般道は30キロ未満、高速道路で40キロ未満で反則行為として反則金が科せられる。だが、この速度を超えた違反は交通切符(赤切符)が交付され、刑事処分になる。罰金が科せられ、前科がつく。ちなみに31キロ超過の場合は違反点数6点で一発で免停(30日)。6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられる。
≪議員お騒がせ投稿≫
▽エッフェル姉さん 23年7月、松川るい参院議員が研修で行ったフランスで、エッフェル塔の前でポーズを取った写真を投稿。「観光に行っているのか」と批判が殺到
▽サウナ 23年10月、音喜多駿参院議員がサウナ後に体重計に乗った写真を投稿。その際、反射して局部が映り込んでしまった。局部の映り込みに加え、脱衣所での撮影はモラルに反すると炎上
▽遊説のヤギ 21年11月、衆院選に出馬していた鎌田さゆり氏が遊説中に連れていたヤギを「里親(次の飼い主)に引き渡す」と投稿。「選挙に利用しただけなのか」など多くの批判コメントが付いた