自民・武井議員 公設秘書がスピード違反 投稿で見つカーった 党への逆風も速度増す!?

2024年05月03日 04:40

社会

自民・武井議員 公設秘書がスピード違反 投稿で見つカーった 党への逆風も速度増す!?
自民党の武井俊輔衆院議員のXに投稿された写真(投稿は削除済み)
 自民党の武井俊輔衆院議員(比例九州)が同乗した事務所の車が4月28日、宮崎県日南市の国道を制限速度を大幅に超過する91キロで走行する画像がSNSで拡散され、武井氏が2日、同県宮崎市で会見した。車は公設秘書が運転し、武井氏は後部座席にいた。拡散された画像は武井氏がフロントガラスを通して風景を撮影したもので、そこに「速度91キロ」のメーターが写り込んでいた。
 現場の制限速度は60キロ。会見冒頭、深々と頭を下げて謝罪した武井氏は「速度超過に気づかなかった」などと釈明。スポーツ大会の応援に向かっていたという。

 画像には「最高のドライブルートです。ぜひお越しください!」と観光誘客を意識した文書を添えて投稿。党の運命を左右する衆院3補選の投開票日だったことから「10分程度で削除した」とした。報道陣から「91キロに気づいて削除したのではないのか?」と問われると「全くありません」と否定した。4月30日夜「91キロ」がクローズアップされた画像が出回っていることを確認し、地元警察に速度違反について相談したという。

 武井氏の“自動車トラブル”はこれで3度目だ。2019年9月、私設秘書が酒気帯び運転で警視庁の車に衝突する事故。武井氏を羽田空港に送った帰路だった。武井氏は当時「車内では(酒気帯び状態に)気づかなかった」と説明した。2度目は2021年6月。東京・六本木で秘書が運転する車が自転車に乗った男性をはね、そのまま走行しようとした。男性は軽傷。武井氏は後部座席にいた。その時に乗っていた所有車が、車検と自動車損害賠償責任保険が切れていたことも発覚。武井氏はその後、道路運送車両法違反などの疑いで書類送検された(嫌疑不十分で不起訴)。

 「法令順守を徹底してきたつもりだが、結果としてこうなってしまった」と再度謝罪した武井氏。議員活動については「もちろん、しっかりと」と辞職は否定。前回21年の選挙では、小選挙区で立憲民主党の新人に競り負けている。岸田派に所属していた武井氏に、また一つ“逆風”が加わった。

 ≪31キロ超過一発免停≫スピード違反は超過速度によって処分の重さが変わり、一般道は30キロ未満、高速道路で40キロ未満で反則行為として反則金が科せられる。だが、この速度を超えた違反は交通切符(赤切符)が交付され、刑事処分になる。罰金が科せられ、前科がつく。ちなみに31キロ超過の場合は違反点数6点で一発で免停(30日)。6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられる。

 ≪議員お騒がせ投稿≫

 ▽エッフェル姉さん 23年7月、松川るい参院議員が研修で行ったフランスで、エッフェル塔の前でポーズを取った写真を投稿。「観光に行っているのか」と批判が殺到

 ▽サウナ 23年10月、音喜多駿参院議員がサウナ後に体重計に乗った写真を投稿。その際、反射して局部が映り込んでしまった。局部の映り込みに加え、脱衣所での撮影はモラルに反すると炎上

 ▽遊説のヤギ 21年11月、衆院選に出馬していた鎌田さゆり氏が遊説中に連れていたヤギを「里親(次の飼い主)に引き渡す」と投稿。「選挙に利用しただけなのか」など多くの批判コメントが付いた

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