警察庁長官銃撃事件 犯行を「自白」した受刑者が死亡 同事件は不起訴も

2024年05月26日 04:40

社会

 1995年に国松孝次警察庁長官(当時)が銃撃された事件で、犯行を「自白」した中村泰受刑者(94)が、22日に医療刑務所「東日本成人矯正医療センター」(東京都昭島市)で死亡していたことが25日、関係者への取材で分かった。
 死因は誤嚥(ごえん)性肺炎。2001年に大阪市で起きた現金輸送車襲撃事件で無期懲役が確定し、服役していた。長官銃撃事件については、東京地検特捜部が「自白の信用性に疑義がある」と嫌疑不十分で不起訴とした。

 国松氏は95年3月30日、東京都荒川区の自宅マンション前で狙撃され、一時重体となった。

 警視庁は、04年に殺人未遂容疑でオウム真理教信者だった警視庁元巡査長らを逮捕したが、東京地検が嫌疑不十分で不起訴とした。

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