手塚治虫「三つ目がとおる」新資料収録の作品集を来月刊行「手塚漫画の奥深さを実感」 2024年06月16日 04:45 社会 「三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ」に収録された未使用の原稿(C)手塚プロダクション Photo By 共同 連載50周年を迎える、漫画家手塚治虫(1928~89年)の人気作「三つ目がとおる」の未発表でペン入れ途中の原稿やコマなど、50点余りの新資料を収録した作品集「三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ」(立東舎)が7月に刊行される。 手塚の創作術の一端に触れられる貴重な資料と言えそうだ。 手塚は単行本化の際に、連載時の原稿を自ら切り貼りしてストーリーや絵を大胆に修正・再構成したことで知られる。 同社の編集者、山口一光さんは「手塚先生の編集術に衝撃を受けたという感想が多い。手塚漫画の奥深さを実感している」と話している。