斎藤元彦兵庫県知事 おねだり疑惑続々 カニやカキも靴も欲しい欲しい アンケートで職員指摘
2024年08月23日 04:40
社会
自由記述欄には、斎藤氏が“おねだり”して受け取ったさまざまな品目が書き込まれた。「出張先で知事や職員にカニのお土産を用意され、随行職員が固辞するとその職員の分も持って帰ったと聞いた」との回答が複数。「養殖業者から受け取ったカキを自宅に運ばせた」との情報も。「淡路島産のタマネギも大量に自宅に送らせた」との記述もあった。
食品だけではない。スポーツ用品メーカーが新開発したシューズを見て「その靴、欲しいです」と発言。しかも「白が欲しいです」と色まで指定したという。また、県北部の但馬地域に出張した際には、旅費規定を超える宿泊費用のかかる高級温泉旅館への宿泊を希望し、実際に宿泊したとの指摘もあった。
斎藤氏は22日、鳥取県伯耆町であった関西広域連合の会合に出席。終了後に取材に応じ「県産品を個人で食べ、味わうことはあったが、あくまで県としての受領だ」と説明した。7月には斎藤氏が「ワインを、まだ私は飲んでいないので。この間はイチゴ、塩はあれですけど。また折を見てよろしくお願いします」などと求める音声が公開されている。
百条委員会は30日に斎藤氏に対する尋問を行う。この“おねだり疑惑”についてどのように釈明するのか注目される。
≪9月に外部調査≫斎藤氏を巡る問題で第三者調査機関を県が設置するための準備会が22日開かれ、複数の弁護士による外部調査を9月上旬をめどに開始することが決まった。県議会の百条委員会とは別の立場で真偽を検証する。