カスハラ防止へ東京で初の条例成立 罰則なしの「理念条例」で実効性確保に課題も

2024年10月05日 04:44

社会

カスハラ防止へ東京で初の条例成立 罰則なしの「理念条例」で実効性確保に課題も
東京都議会定例会に出席した小池百合子知事 Photo By 共同
 東京都のカスタマーハラスメント(カスハラ)の防止に向けた条例が4日、都議会定例会で全会一致で可決、成立した。来年4月1日に施行する。
 都によると、客が従業員らに理不尽な要求をするカスハラを禁じる条例は全国で初めて。

 カスハラ被害が社会問題となる中、国に先駆けて一石を投じた形だ。ただ、罰則のない「理念条例」のため実効性確保が課題となる。

 都はカスハラに当たる内容を具体的に示す指針(ガイドライン)を年内に作成し、周知を図る方針だ。

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