自公選挙互助会 石破首相 就任後初の街頭演説は公明党候補の選挙区をはしご
2024年10月14日 05:30
社会
自民関係者によると、小選挙区289のうち接戦区は現段階で30ほど。裏金前議員はもちろん、裏金とは無関係ながら選挙地盤が弱い前議員らがボーダーラインをさまよっており「1選挙区で2万票」ともされる公明票の行方は死活問題だ。
公明は13日までに、裏金前議員や関係支部長の計約30人を含む自民候補計約240人と、自民が非公認とした無所属2人の推薦を決定。しかし、定数の「10増10減」を受けて小選挙区が25から30に増えた東京での候補者調整を巡り、両党は激しく対立。根強いしこりが残ったと言われ、自民にとっては公明支持母体である創価学会の集票力への影響が懸念されていた。
一方、公明は小選挙区に11人を擁立。これらの選挙区に自民は候補者を立てていない。公明候補にとっても自民の協力なくして当選はおぼつかないとされる。与党関係者からは「首相の初街頭が公明候補。自公選挙互助会の一断面が垣間見えた」との声が上がった。