内村 無念の銀メダルから素早い切り替え 個人に照準合わせ余裕の金

2012年08月02日 06:49

体操

内村 無念の銀メダルから素早い切り替え 個人に照準合わせ余裕の金
体操男子個人総合決勝であん馬の演技を終えてガッツポーズの内村航平
ロンドン五輪体操
 男子個人総合決勝で、内村航平(23=コナミ)が合計92・690点で金メダルを獲得。日本男子としては84年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司以来、28年ぶりの戴冠で3連覇中の世界選手権と合わせたダブル・タイトルは日本初となった。

 無念の銀メダルに終わった7月30日の団体総合の後、「寝て起きたら気持ちは切り替わっていた」と個人総合に照準を合わせてきた。

 予選9位通過のため、いつもの床運動ではなく、あん馬からスタート。団体予選、決勝で失敗した種目をノーミスで終えると、3種目目の跳馬では微動だにしない完璧な着地。16・266点を叩きだし首位に立った。

 5種目目の鉄棒では、コールマンを抜いて安全策に出ながら、15・600点。昨年の世界選手権金メダルの床運動を前に、すでに金メダルを確定させる余裕の展開で、ついに五輪では初めての頂点に上り詰めた。

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