内村 美意識の原点は中学3年「美しいのが一番 難しい技が全てじゃない」

2012年08月02日 07:03

体操

内村 美意識の原点は中学3年「美しいのが一番 難しい技が全てじゃない」
体操男子個人総合決勝であん馬の演技を終えてガッツポーズの内村航平
ロンドン五輪体操
 男子個人総合決勝で、内村航平(23=コナミ)が合計92・690点で金メダルを獲得。日本男子としては84年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司以来、28年ぶりの戴冠で3連覇中の世界選手権と合わせたダブル・タイトルは日本初となった。

 誰よりも美しく――。地元・長崎で行われた03年の高校総体が、美意識の原点だ。

 当時、諫早中3年だった内村は、会場で一人の選手の演技に心を奪われた。後に、07年世界選手権代表に選ばれる星陽輔。「凄いきれいで、あんなふうにやりたいと思った」。この大会の個人総合優勝者でなく、5位の星の美しさに注目したのが内村らしい。

 「美しいのが一番だって審判に認めてほしい。難しい技をやるのが全てじゃないんです」というのが23歳の信念。ロンドンでは、美しさと難度を両立させ、一番輝くメダルを手に入れた。

おすすめテーマ

2012年08月02日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム