加藤 初の世界選手権代表、順大同期との争い制した
2013年06月10日 06:00
体操
最終日を迎えるまで2人の点差は1・125。先月19日、つり輪のワイヤが切れる事故で右肩を痛めた加藤は、普段の構成より難度を2点近く落とし、耐えた。一方の野々村は前日を0・700点上回る「満足」の演技で追い詰めた。最終種目の鉄棒は野々村が先に15・350点を出し重圧をかけたが、直後の加藤も前日の得点を0・350点超える15・100。妥協のない戦いは2人の切磋琢磨(せっさたくま)を物語っていた。
両者を指導する順大の冨田洋之コーチは「(故障で)普通の選手ならミスが出るところでミスしなかった加藤も、点差を詰めた野々村も勝負強さを見せてくれた」と評価した。野々村は種目別を欠場するためそろって世界選手権出場の機会は持ち越しとなったが、2人の戦いを見守った内村は「大学2年生であれだけ観衆を沸かせる演技をするのが気持ち悪い」と頼もしそうに“賛辞”を贈った。
▽男子個人総合 (1)内村航平(コナミ)273・575点(持ち点91・175、1回目90・650、2回目91・750=床運動15・700、あん馬15・000、つり輪15・100、跳馬15・050、平行棒15・100、鉄棒15・800)(2)加藤(順大)266・075点(3)野々村笙(順大)265・800点(4)田中(徳洲会)264・400点(5)小林(コナミ)262・575点(6)斉藤(徳洲会)261・350点 ※内村は5年連続5度目の優勝
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