オムロン3冠&3連覇!藤井&石立 日本代表コンビが活躍

2014年03月10日 05:30

ハンドボール

オムロン3冠&3連覇!藤井&石立 日本代表コンビが活躍
<オムロン・北國銀行>僅差で優勝し抱き合って喜ぶオムロンの選手
ANA CUP 第38回日本ハンドボールリーグプレーオフ最終日 女子決勝 オムロン25―23北國銀行
(3月9日 東京・駒沢体育館)
 女子決勝は、レギュラーシーズン1位のオムロンが、同3位の北國銀行に25―23で勝利。リーグ3連覇と今季3冠を達成した。藤井紫緒主将(28)と石立真悠子(27)の日本代表コンビがそろって6得点と活躍して、チームを頂点に導いた。

 苦しみ抜いた末の優勝。オムロンの選手はコート上で抱き合って喜びを表現した。ゲームメーカーの石立は「最後まで苦しんだが、日本の頂点に立てたことを誇りに思う。チームとスタンドが一丸となれた」とうれし涙を流した。

 前半1分、レフティー藤井のシュートが決まって先制すると、その後も個人技がさえ、14―13とリードして折り返し。しかし、相手の横嶋彩を止めきれず、1人で9点を決められてしまった。そこで、韓国出身で元日本女子代表監督の黄慶泳(ファンキョンヨン)監督はマンツーマンマークを徹底。これが奏功し、後半27分に逆転。藤井と石立がそろって6点を挙げると稲葉、川俣、松本、1メートル78の東浜(ありはま)らが要所で活躍した。

 昨年7月の全日本社会人、12月の全日本総合に続き、リーグ3連覇を達成。シーズン3冠で今季を締めくくった。

 スタンドではオムロンの山田義仁社長(52)が観戦。自身は桃山学院高でハンドボールを始め同大では主将として活躍。競技への愛情も人一倍とあって「ずっとチームを見てきました。これから祝勝会です」と勝利を見届け、笑顔を浮かべた。

 19年にはチームの拠点である熊本で女子世界選手権が開催される。藤井は「1人1人がレベルアップして今後につなげたい」と高い目標を掲げた。

 ▼北國銀行・横嶋かおる主将 粘った方が勝つということ。勝ち切る強さが足りなかった。

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