美余 カーママ下し有終4連覇 来季の活動未定、結婚も
2014年03月10日 05:30
カーリング
女子決勝は中部電力がソチ五輪代表の北海道銀行を6―3で破り、4連覇を達成した。スキップの藤沢五月(22)が要所で好ショットを決めて勝利に導いた。主将の市川美余(24)らは今後一線から退く可能性があり、現チーム最後となる可能性のある一戦で、ソチ五輪出場をさらわれた“カーママ”に雪辱を果たした。男子決勝はSC軽井沢クがチーム東京を9―3で下し、2季連続5度目の優勝を果たした。
ギブアップの握手を求められると中部電力メンバーに笑顔が広がった。スキップ藤沢は「勝ててよかった。決勝は落ち着いてできた」と安どの表情。一方でサード市川は「4連覇を成し遂げられてうれしいのと、どうして(9月の)日本代表選考会で勝てなかったんだろうというのがある」と複雑な本音ものぞかせた。
五輪代表を相手に主導権を握った。後攻の第5エンドに北海道銀行の猛攻に耐えて1点を死守すると、不利な先攻の第6エンドにはスチールし、流れを引き寄せた。第9エンドは市川が相手のNo・1ストーンをはじいて、ハウス内の絶妙な位置に残す好ショットでチャンスを演出。最後は藤沢が落ち着いてドローショットを決めて、2点を獲得し勝負を決定づけた。
市川にとって最後となるかもしれない一戦を最高の形で締めた。今後について「考えている最中。今は優勝できた喜びをかみしめたい」と話すにとどめたが、大会後は去就についてチームと話し合いを持つ方針だ。和田監督は「来季のチーム体制が決まっていない」とし、市川に関して「結婚は個人的なことだから」と結婚の可能性も示唆していた。
12年11月のパシフィック・アジア選手権、13年3月の世界選手権とソチ五輪世界最終予選への道をつないできた中部電力だが、同9月の日本代表決定戦で“カーママ”に苦杯。チームの心も離れかけたが、今年1月のコンチネンタル杯で競技の楽しさを確認し、今大会優勝に向けて一致団結した。市川は「あの負けがなかったらここまで成長できなかった」としみじみ語った。その表情は一区切りついたかのようだった。
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