町田“絶望的状態”から巻き返し2位「自分を誇りに思う」

2014年12月14日 05:30

フィギュアスケート

町田“絶望的状態”から巻き返し2位「自分を誇りに思う」
男子SPで2位につけた町田樹
フィギュアスケートGPファイナル第2日 男子SP
(12月12日 スペイン・バルセロナ)
 大ピンチをはね返した。町田は朝の最終調整で絶不調だったが、逆転優勝へ望みをつなぐ2位発進。「絶望的なコンディションの中で不安に近い感情を抱きながら会場入りした」と言うものの、87.82点に「自分を誇りに思う」と胸を張った。

 「ここまできたら21年間、自分が積み重ねてきたもの、軌跡を信じて強く突き進むのみ」と吹っ切って演技がスタート。出だしの4回転―3回転の連続ジャンプで着氷が乱れたが、その後は「世界中に自分のプログラムを届けることだけに意識を置いた」という情感あふれる滑りを貫いた。

 「取り繕って見た目を良くしていただけ。ジャンプのタイミングが合わない中でスペイン入りした」と明かす中、何とかSPをまとめた。「上昇気流に乗りたい」と言うフリーで、五輪王者の羽生を追う。

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