光里　元さやチャージ６６首位　お騒がせキャディーと「楽しい」

2015年06月13日 05:30

ゴルフ

光里　元さやチャージ６６首位　お騒がせキャディーと「楽しい」 — スタートホールでキャディにほこりをとってもらう？藤田

女子ゴルフツアー　サントリー・レディース第２日

（6月12日神戸市　六甲国際ゴルフ倶楽部＝６５１１ヤード、パー７２）
　４月にプロ初勝利を挙げた藤田光里（２０＝レオパレスリゾートグアム）が６６で回り、通算１０アンダーで初日首位の成田美寿々（２２＝オンワードホールディングス）と並んでトップに立った。この１カ月の間にプロアマ戦での帯同キャディーの態度などが問題となり、故障欠場したはずの試合中に別のコースで練習していたことも発覚。お騒がせ続きの美人プロが、職務停止処分明けの帯同キャディーとともに２勝目を狙う。

　ゴタゴタ続きの藤田光がスコアを伸ばした。初日同様にショットが好調。前半は１４番から４連続バーディーを奪うと、後半のアウトも勢いは衰えなかった。圧巻は４番。残り９４ヤードの第３打を２０センチにつけるベタピンバーディー。ここからまた３連続バーディーを奪い、６６をマークした。

　「朝は１４、１５番ぐらいまでショットが良かったわけではなく、だましだましで回っていたけど、それ以降は初日の感じが戻ってきました」

　ことの始まりは３週前の中京テレビ・ブリヂストン・レディースのプロアマ戦。帯同キャディーが同伴競技者を不快にさせる態度を取ったとして、自身はＬＰＧＡから厳重注意を受けた。帯同キャディーは２試合の職務停止処分を科せられた。

　さらに騒ぎに輪をかけたのが前週だった。左手首痛でリゾートトラスト・レディースを欠場しながら、翌週の試合会場に先乗りして練習していたことが発覚。ＬＰＧＡから再び注意を受けていたことも明らかになった。「中京テレビ・ブリヂストン・レディース」の一件は謝罪したとはいえ、スポンサーへの配慮を欠いた行動だった。ゴルフ関係者にはＬＰＧＡの処分の軽さ、藤田本人のプロとしての認識の欠如を指摘する声が多い中、プレーで結果を出した。

　今大会は処分が明けた帯同キャディーと３試合ぶりにコンビを組んだ。藤田光は「回っていても楽しいですし、ショットがいいので全ていい状態でやれていると思います」と“元さや”に収まっての好スコアに喜びを見せた。プロ初勝利を挙げたフジサンケイ・レディースに続く２勝目へ。「１勝目は運もある。２勝目は実力とジュニア時代から認識している。２勝目に懸ける思いは強い」と意気込んだ。