愛璃 父の日Vへ1差発進 アドレス修正で今季ベスト68
2015年06月20日 05:30
ゴルフ
ツアー1勝の斉藤愛璃(25=程ケ谷CC)が5バーディー、1ボギーの4アンダー、68をマークし、首位と1打差の2位と好スタートを切った。アドレスの修正でショットが復調し、パター変更も奏功して今季ベストスコアを叩き出した。67で回った黄アルム(27=韓国)が首位。アマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高2年)は78で6オーバーの89位と出遅れた。
【第1R成績】
恵みの雨だった。「暑いのが苦手なので、雨は好き」と斉藤は天候を味方につけて68をマーク。「良いスコアであがって良い位置でプレーできることは凄く楽しい」と愛らしい笑みを浮かべた。
ショットが復調した。今季はアドレスで右を向いてしまう癖があり、それを修正しようと上半身だけ左を向くねじれた格好からスイングが振り遅れてショットが曲がっていた。スクエアに構えるということを徹底すると、13番では残り167ヤードの第2打を6Uで1メートルにつけ、続く14番も残り120ヤードをPWで手前3メートルに乗せて連続バーディー。また、今週からパターをピン型からマレット型のツーボールタイプに変更するとパッティングも効果てきめん。タッチが合い、15番では12メートルのバーディーパットを沈めた。
最終日は父の日。斉藤がルーキーだった12年のダイキン・オーキッド・レディースで初優勝を飾った後、父・壮士(たけし)さんは仕事を辞めてツアーに同行し、娘のサポートに徹している。しかし、優勝後は苦戦続き。「楽しくのびのびやれば結果がついてくると思う」。恩返しのためにも、父の日のプレゼントが3年ぶりの優勝なら最高だ。
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