×

真央“初滑り”で手応え!「感覚や自分の力が戻ってきている」

2015年07月23日 05:30

フィギュアスケート

真央“初滑り”で手応え!「感覚や自分の力が戻ってきている」
現役続行宣言してから初となるアイスショーで演技する浅田
 フィギュアスケート女子の浅田真央(24=中京大)が22日、自身が主役を務めるアイスショー「THE ICE」(北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)に出演した。5月に現役続行を表明後、初滑りを披露。復帰戦となる10月3日のジャパン・オープン(埼玉)に向け、上々の手応えをつかんだ。
 今年で9回目を迎えた夏場の恒例ショーで、浅田が5522人の観衆を魅了した。1年の休養を経て、5月に現役続行を表明。決断を下してから初滑りを披露し、「最初は緊張したけど、無事に終えられた。お客さんも楽しんでもらえたんじゃないかなと思う」と柔らかな笑みを浮かべた。

 ショーの中盤はロシェット(カナダ)、コストナー(イタリア)とともにトリオで演技。「戦争の恐怖と平和の重要性」をテーマにした曲で舞うと、大トリでは今季の新エキシビションを披露。黒いタキシードにシルクハット、小道具にステッキを使った「踊るリッツの夜」でダブルアクセル、3回転トーループ、3回転ループを決めた。「凄く前向きな曲。コミカルな動きやジャンプ、いろんなところで魅せられる」とまた笑った。

 8月上旬までの公演を終えると、復帰戦となるジャパン・オープン(埼玉)が待つ。現役続行を見据えて練習を再開した5月は、感覚のギャップに苦しんだ。「すぐに(休養前の)レベルのものをやろうとして、全くできなくて、これが現実と感じた」と明かしたが、練習を積み重ねることで不安は消えた。「感覚や自分の力が戻ってきている実感がある。少しずつやれば初戦には間に合う」と手応え十分だ。

 今季ショートプログラム「素敵なあなた」で大人の女性、フリー「蝶々夫人」では強い女性を演じる。「幼い頃は自分を大人っぽく見せたくて、必死であっぷあっぷしていた。いろんなことを経験して、いろんな思いを持って滑っている。作ろうとするんじゃなくて、思うまま自然に出せればいい」。焦らず、自然体で、勝負のリンクへ歩を進める。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2015年07月23日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム