桐生、今季自己最速タイVも“不満” リオ参加標準は届かず
2015年09月23日 05:30
陸上
男子100メートルで10秒01の記録を持つ桐生祥秀(19=東洋大)が、向かい風0・5メートルの中、10秒19の大会新記録で優勝した。右太腿裏肉離れからの復帰2戦目で今季自己ベストタイ記録だったが、風に恵まれず16年リオデジャネイロ五輪の参加標準10秒16には届かず。23日は200メートルに出場する。
桐生のライバルは、他の選手ではなく風だった。予選は向かい風1・9メートルで10秒45。「(会場の)上尾は追い風が吹くって聞いていたけど、ド向かいだった」。苦笑いを浮かべた2時間後、決勝も向かい風0・5メートルで10秒19。タイムを狙った大会でリオ参加標準に届かず、「納得いかない。もっといけたかなって感じ」と振り返った。
右太腿裏肉離れからの復帰2戦目。タイムは復帰戦だった日本学生対校選手権と同じ10秒19だったが、確かな手応えもある。この日はスタートで出遅れたものの、中盤はスムーズに加速。「全体的な流れをつかみ始めた。どんどん上がってきている」。
本格的に練習を再開してから、まだ1カ月余り。土江コーチも「今は8割くらい。よくこの状態まで戻ってきた」と話した。桐生は23日に200メートルにも出場する。リオは100&200メートルで目指す方向。「200メートルは走れないように思われているのが気に食わない。200メートルも走れるイメージを付けときたい」と強い口調で気合を入れていた。
おすすめテーマ
スポーツの2015年09月23日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
スコットランド「しっかり準備してきた」N o・8マフィを警戒
-
エディーJ必勝3カ条は「真っ向勝負」「SOに圧力」「常に先手」
-
プロップ稲垣、ST必ず!W杯初先発 右手中指骨折も問題なし
-
帝京大、今季初戦108点圧勝 ベスト布陣、英国遠征効果だ!
-
琴奨菊“2敗対決”稀勢蹴落とした!一門稽古で惨敗の相手に
-
鶴竜ガックリ 引いて痛恨2敗目…妙義龍の押し耐えきれず
-
奈良 土居との日本人対決制す!2回戦でプリスコバに挑む
-
日本 逆転負けで6位確定…ポーランドから第1S奪うも
-
エディーHC 退任理由は「日本の熱意不足」英紙に刺激的見出し
-
遼、被災地盛り上げる!水害苦しむ茨城で2週連続優勝必ず
-
桐生、今季自己最速タイVも“不満” リオ参加標準は届かず
-
照ノ富士、怒りの10連勝!頭突きで記憶飛び「ぶん投げてやる」