休場で重圧から解放? 白鵬への危惧 心身ともに復活できるか
2015年09月23日 09:15
相撲
だからこそ、危惧(きぐ)していることがある。8年余りも張り続けた緊張の糸がプツッと切れてはいないだろうか、ということだ。今場所2日目に嘉風に敗れた直後の支度部屋。体調面についての質問をされる前に自らの口から「足にちょっと違和感がある」と異変を明かした。支度部屋の取材で横綱が自らのケガを言及した記憶はこれまでにはない。翌朝、精密検査を行った病院の玄関前で休場を明言した際には「申し訳ない。自分の場合は今までやってきたから大目に見てもらいたいなと思います」と謝罪。その後、戻った宮城野部屋でも「今まで長年やってきたし、ショックな部分もある。残り13日間、土俵に立てなくて申し訳ない」と丁寧すぎるほどに対応した。その姿は、どこか長年の重圧から解放されているようにも見えた。
ケガ自体は全治4週間と決して重傷とは言い難く、次なる九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)までには治るだろう。しかし、心の糸をしっかりと結び直して土俵に戻れるかどうかは別問題。今場所で誰が優勝しようが、来場所最大の注目点はそこだと考えている。 (鈴木 悟)
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