錦織“7度目の正直”でガスケ攻略「強くなっていると感じた」

2016年05月06日 01:09

テニス

錦織“7度目の正直”でガスケ攻略「強くなっていると感じた」
7度目の対戦で初めてガスケを下し、8強入りした錦織(AP)
マドリード・オープン男子シングルス3回戦 錦織圭6―4、7―5リシャール・ガスケ
(5月5日 マドリード)
 過去6戦全敗だったリシャール・ガスケ(29=フランス)に苦しみながらもストレート勝ち。“7度目の正直”でついに天敵を撃破した錦織圭(26=日清食品)は「「サーブ、リターン、フォアの全てが良かった。強くなっていると感じた」」と充実感をにじませた。

 第1セットの第1ゲームでいきなりブレークに成功すると、第6ゲームでブレークバックを許しながら、続く第7ゲームですぐに再度ブレーク。このセットを6―4でものにすると、第2セットは5―4の第10ゲームでマッチポイントを握りながら勝負を急いでブレークを許す場面もあったが、続く第11ゲームを再びブレーク。最後までガスケに主導権を渡すことはなかった。

 「中に入ってどんどん打っていけたのが良かった。相手に時間を与えないことが一つのテーマだった」の好調なフォアを左右深くに打ち分け、素早い仕掛けで攻略。一つの壁を打ち破り4年連続の8強入り。悲願のマスターズ大会初制覇にまた一歩前進した。

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