JTアベックV 女子は逆転2連覇、鬼の闘将も「よくやった」
2016年05月06日 05:30
バレーボール
決勝が行われ、男女ともJTが優勝した。女子は吉原知子監督(46)の下、精神面を鍛えられた選手が3―2でNECに逆転勝ち。2年連続4度目の優勝を飾った。男子は3―0でジェイテクトに圧勝し、12年ぶり3度目の栄冠を手にした。黒鷲賞(最高殊勲選手)には女子が奥村麻依(25=JT)、男子はレアンドロ・ビソット(32=JT)が初選出された。
ようやく笑い、そして監督として初めて宙に舞った。1、2、3度。苦楽をともにした選手に身をゆだねた吉原監督は「選手が踏ん張って、自分たちで立て直した。よくやったと思う」と手放しでほめた。
吉原チルドレンは逆境に強かった。2セットを先取されたにもかかわらず「負ける気はしなかった」(奥村)と心は折れなかった。それまで中途半端に飛んで相手の思うつぼだったブロックが決まりリズムに乗ると、3セット連取。苦しみながらも2連覇を達成した。
どこにも負けない練習量がVの原動力だった。夏場は延々と続くラリー合戦でチームを強化。合間に「たらたらしない」、「疲れても走る」という吉原監督の怒号が飛んだ。3月にプレミア昇格を決めた後も「ここからがスタートだから」との鬼の一言で走り込み開始。自信なさげにプレーする姿は消え、3度五輪に出場し闘将と呼ばれた指揮官のたくましさが全選手に宿った。
「あっという間の一年。まだ監督の“か”の字もまだ分かっていない」
就任して1年で大仕事を成し遂げた。黒鷲旗を手に挑む来季。生まれ変わった選手とともにまた濃密な一年が始まる。
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