錦織 天敵初撃破!7度目挑戦で“ガスケ超え”4年連続8強入り
2016年05月06日 05:30
テニス
世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)がようやく“ガスケ超え”を果たした。男子シングルス3回戦で世界12位のリシャール・ガスケ(29=フランス)を6―4、7―5で下した。過去6戦全敗と苦手にしていた相手から念願の初白星で4年連続のベスト8進出を決めた。準々決勝ではいずれもノーシードのニック・キリオス(21=オーストラリア)とパブロ・クエバス(30=ウルグアイ)の勝者と対戦する。
7度目の挑戦でついに難敵を打ち破った。4本目のマッチポイントで勝利を決めた錦織は、これまでの苦手意識を振り払うように握り締めた右拳を何度も打ち振った。
「サーブ、リターン、フォアの全てが良かった。強くなっていると感じた。中に入ってどんどん打っていけたのが良かった。相手に時間を与えないことが一つのテーマだった」。充実の表情で熱戦を振り返った。
ガスケは片手バックハンドの名手。強打でなくともスピンの利いた弾むボールに徐々に体勢を崩されて、ミスを重ねるのが常。前日の会見では「これだけ負けているので嫌な気持ちはある。苦手という気持ちを捨てて臨みたい」と話していた。
この日もガスケの狙いは明らかだったが、錦織はバックのクロスラリーに応じるのでなく、積極的にストレートに展開。フォアへの回り込みも多用し、ガスケの必勝パターンを打破した。第1セットは開始直後にブレークに成功。第6ゲームで追いつかれると直後に再び突き放した。錦織にとってはガスケからセットを奪うことすら3年ぶり2度目のことだった。
第2セットは動きの鈍ったガスケに対してギアを上げ、20本以上の決定打を叩き込んだ。昨年8月のロジャーズ杯で7戦全敗だったナダル(スペイン)から初勝利を挙げており、現在のトップ100で対戦して勝ったことがなかったのはガスケのみ。苦手の相手を下して弾みのつく白星にもなった。
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