真夕 自己最高タイ65で急上昇3位「やり抜こうと思った」
2016年06月12日 05:30
ゴルフ
36位から出た服部真夕(28=LIXIL)がボギーなしの7アンダーで自己ベストに並ぶ65をマークし、通算7アンダー、209で首位と5打差の3位に急浮上した。悩まされてきたティーショットを修正し、猛チャージにつなげた。姜(カン)秀(スー)衍(ヨン)(40=韓国)がイーブンパーの72で回り、通算12アンダーで首位をキープした。
不調がウソのようだ。気持ちがブレなければボールも曲がらないということか。前週まで13戦出場し予選通過は3試合のみ。気まぐれに左右に曲がるティーショットに苦しんできた服部が、開き直ってV戦線に躍り出た。
今季は「2桁はいっている」というOBを連発。先週まではティーショット時の構えを左向きにしたり、右向きにしたりと試行錯誤。元々緩やかに左方向に曲げるドローボールが得意だったが、今大会は持ち前の距離よりフェアウエーキープを優先。球筋を逆方向のフェードに絞り、「全部左サイドを向く」と決心した。すると曲がり幅は少なくなった。
「一つのことを、徹底的にやり抜こうと思った。これまでは、曲がったらどうしようと、自分にプレッシャーを掛けていました。曲がったら曲がった時」。病は気からだったのか、開き直るとショットが安定。1番で3メートルを沈めると4番では4メートル、6番からは3連続バーディーを奪った。後半も2つ伸ばし、この日ベストスコアとなる65で、自己ベストにも並んだ。首位とは5打差ながら、上にいるのは2人だけ。トンネルを抜けた先に昨年8月「CATレディース」以来の優勝が待っている。
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