豪栄道 綱獲りで盛り上げる!九州場所担当部長の師匠に恩返しだ

2016年11月01日 05:30

相撲

豪栄道 綱獲りで盛り上げる!九州場所担当部長の師匠に恩返しだ
大野城市役所で、同市のキャラクター「大野ジョー」のリーゼントヘアに思わずのけぞる!?豪栄道
 日本相撲協会は31日、九州場所(13日初日、福岡国際センター)の新番付を発表。秋場所で初優勝し、綱獲りが懸かる大関・豪栄道(30=境川部屋)は福岡県大野城市の同部屋宿舎で会見を行った。九州場所担当部長でもある師匠の境川親方(元小結・両国)が同席した中、綱獲りで今場所を盛り上げると決意を述べた。
 大勢の報道陣が詰めかけた記者会見。綱獲りが懸かる豪栄道は昇進条件とされる2場所連続優勝の質問に対し「一番一番、集中してやるだけ」と慎重に言葉を選んで話した。しかし「師匠の前での優勝は意識するか」と報道陣から聞かれるとトーンが変わった。

 「そういう気持ちはあります。自然と」

 全勝で初優勝した秋場所は、独走で14日目に賜杯が決まった。九州場所担当である師匠の境川親方は福岡で九州場所の準備に奔走する日々。千秋楽には駆けつけることができたが、優勝の瞬間を生で見せることができなかった。唯一の心残りとなった。

 九州場所は相撲ブームの中、集客で苦戦が続く場所。昨年も初場所から秋場所まで満員御礼が続いていたが、九州場所で途切れた。今年もここまでの5場所は15日間満員御礼。日本出身力士としては3代目若乃花以来、18年ぶりの横綱昇進というムードになれば観客動員のアップも見込める。境川親方は「下半身がしっかりしてきた。風格も出てきた。せっかくのチャンスだから狙ってもらいたい」と期待をかけた。

 大関在位13場所で2桁勝利は2度だけ。先場所も4度目のカド番から初の賜杯だった。初優勝に浮かれることなく、テレビ番組やイベントなど出演の誘いを大半断って九州場所に備えた。「今まで自分に注目が少なかった。それを刺激に変えたい」。先場所の快進撃が本物だと土俵で証明してみせる。

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