カウボーイズ リード7回も代わるシーソーゲーム制し8連勝
2016年11月14日 17:23
アメフト
これで今季のラン獲得は1005ヤード。NFLデビューから9試合目で1000ヤードを突破したのは、エリック・ディッカーソン(元ラムズ=1096ヤード)とエイドリアン・ピーターソン(現バイキングス=1081ヤード)に続いて史上3人目となった。
QBダク・プレスコット(23歳)も32回のパス試投で22回を通して319ヤード、2TDを獲得。本来のエースQBトニー・ロモ(36歳)はすでに故障から回復してプレーできる状態に仕上がっているが、実績のあるベテランを差しおいてドラフト4巡目(全体135番目)という遅い指名だった新人の司令塔がチームを8連勝に導いた。
主力WRのデズ・ブライアント(28歳)は12日に実父が死去するという訃報を受けての試合出場だったが、6回のレシーブで今季自己最多の116ヤードをマーク。第3Qにプレスコットから50ヤードのTDパスのレシーブに成功した時にはうずくまって涙する場面も見られた。プレスコットは「彼には“あなたのお父さんはきょうは一番いい席で試合を観ている”と言ったんだ」とブライアントを激励。そんなルーキーの声に応える形でブライアントは天国のいる父に見事なTDを捧げた。
一方、スティーラーズは4連敗を喫して4勝5敗と黒星が先行。QBベン・ロスリスバーガー(34歳)が408ヤードと3TDをパスで稼いだが接戦をものにすることはできなかった。ブライアントとともにリーグを代表するWRのアントニオ・ブラウン(28歳)も14回のレシーブで154ヤードを獲得。残り42秒には15ヤードのTDレシーブに成功して30―29としたがカウボーイズの新人コンビに試合をひっくり返された。
昨季王者のブロンコスは敵地ニューオーリンズ(ルイジアナ州)でセインツに25―23(前半10―3)で競り勝って7勝3敗。勝利はまさに劇的なプレーからもたらされた。場面はセインツにTDパスを許して23―23と同点にされた第4Qの残り1分22秒。ここでスペシャルチームに入っていたジャスティン・シモンズ(22歳)が、キックによるPAT(ポイント・アフター・タッチダウン)の際にセインツのロングスナッパー、ジャスティン・ドレッシャー(28歳)を乗り越えてジャンプしてボールをはたいた。そのボールをウィル・パークス(22歳)がキャッチして左サイドライン際を疾走。そのまま相手エンドゾーンに走り込み「守備側の2点コンバージョン」という奇跡的な決勝点をものにした。
セインツはキックでPATを決めていれば勝利にぐっと近づいていたはずだが、3連勝を逃して4勝5敗。QBドリュー・ブリーズ(37歳)は303ヤードと3TDをパスで稼いだが、最後はまさかのプレーで敗れ去った。
NFC西地区首位のシーホークスは15年のスーパーボウルで敗れたペイトリオッツを敵地フォックスボロ(マサチューセッツ州)で31―24(前半19―14)で退けて5勝2敗1分け。第4Q残り4分24秒、QBラッセル・ウィルソン(27歳)がWRダグ・ボールドウィン(28歳)に15ヤードのTDパスを通し、これが決勝点となった。
AFC東地区首位のペイトリオッツは7勝2敗。QBトム・ブレイディー(39歳)はボールの空気圧不正事件による出場停止処分から復帰後、4連勝を飾っていたが初黒星。今季5試合目で初めてとなるインターセプトも1回喫した。土壇場では敵陣1ヤード地点まで押し込んだものの、ホットラインを組んでいるTEロブ・グロンコウスキー(27歳)をターゲットにしたエンドゾーン内へのパスは失敗。15年のスーパーボウルでは28―24の接戦を制して勝利を挙げたが、この日はシーホークスの粘りに屈する形となった。
<その他の結果>
レッドスキンズ(5勝3敗1分け)26―20バイキングス(5勝4敗)、ラムズ(4勝5敗)9―6ジェッツ(3勝7敗)、テキサンズ(6勝3敗)24―21ジャガーズ(2勝7敗)、チーフス(7勝2敗)20―17パンサーズ(3勝6敗)、イーグルス(5勝4敗)24―15ファルコンズ(6勝4敗)、バッカニアーズ(4勝5敗)36―10ベアーズ(2勝7敗)、タイタンズ(5勝5敗)47―25パッカーズ(4勝5敗)、カージナルス(4勝4敗1分け)23―20 49ers(1勝8敗)、ドルフィンズ(5勝4敗)31―24チャージャーズ(4勝6敗)
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