大相撲巡業にトレーナー増員 土俵のけがは土俵で…早くも“効果”期待
2017年04月06日 10:00
相撲
日本相撲協会は巡業にトレーナーを帯同しているが、今回から1人増えて3人となった。以前も3人体制だったことがあったというが、一時期、巡業の開催日数が減ったこともあって、しばらくは2人体制が続いていた。だが、昨今の相撲人気により、今回の春巡業は合計21日間で、17年ぶりに20日以上の開催となった。幕下以下の付け人を含めると100人以上の大所帯だけに、力士からは増員を歓迎する声が多い。
今回新たにメンバーに加わったのは、中村吉朝氏(中村鍼灸接骨院グループ代表)。12年ロンドン五輪アーチェリー女子団体銅メダルの蟹江美貴、川中香緒里らをはじめ、プロ野球、柔道の選手も数多く担当してきた。だが、今回初めて担当する力士は、他のスポーツ選手とは違うことが求められている。「これまではケガをしないためのケアが多かったが、今回はすぐに結果を求められる」と言うように、痛みを和らげることなどが主になっている。中村氏は長らく巡業のトレーナーを務めている伊藤秀雄氏(クローバー治療院グループ代表)と同様に「はり」での治療もできるだけに、早くも“増員効果”が期待されている。
「土俵の鬼」と言われた横綱・初代若乃花の花田勝治氏は「土俵のけがは土俵の砂でなおしてゆくんですよ けがをするたびに休んでいたんでは勝負師にはなれませんね」という言葉を残し、それは、相田みつを氏の作品にもなっている。土俵に上がりながらケガを治すために、トレーナーの存在は欠かせない。(佐藤 博之)
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