松山「優勝したい気持ちは年々増えている」マスターズ6日開幕
2017年04月06日 05:30
ゴルフ
4日は18ホールの練習ラウンドを行った。10番から出て前半は東北福祉大の先輩・谷原と2人でプレー。公式会見を挟んで後半はサマーヘイズも加わり3人で回った。
2週前のデル・マッチプレーで1次リーグ敗退。ショットが精彩を欠いた。フロリダ州内の自宅に戻り練習に励んだ。「休みより(マスターズまで)時間がないという焦りの方が大きかったので毎日練習した」。重点を置いてきたショートゲームの時間を削ってショットの修正に充てた。
オーガスタ入り後も必死で調整しているが、この日のラウンドでもスイング中に片手を放すことが多く、11番で第2打を左の池へ、13番でティーショットを右の林に打ち込んだ。「こっちに来て少しは良くなった感じ」と回復途上にすぎない。
それでも松山の中にはオーガスタでは戦えるという根拠がある。マスターズは15年5位、昨年7位と2年連続トップ10。「昨年も一昨年も絶好調のプレーができたわけではなかった。でも、いい流れでプレーできてトップ10という結果になった。毎年出ている経験が生きている」。経験値の高さが自信になっている。
予選ラウンドで同組のファウラーは2月のホンダ・クラシックで優勝して好調。ただ松山は昨年2月、フェニックス・オープンのプレーオフで破っており相性はいい。「調子がいいのでついていけるように頑張りたい」と謙遜したが、いいイメージを持ってティーオフを迎えられるはずだ。
公式会見では「最初に(テレビで)見たのはタイガー・ウッズが優勝した97年。最終日の赤と黒(のウエア)の印象が強い」と幼少期の思い出も披露した。「やっとこの日を迎えられる。優勝を目指していきたい」。思い入れの強い場所で松山が躍動する。
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