空のF1「エアレース」室屋ぶっ飛び今季初V 千葉で連覇だ!
2017年04月18日 05:30
スポーツ
「練習は安定して飛んでいたので、ペースを崩さないように飛んできたのが結果的に良かった」
今季から米ロサンゼルスを拠点とする技術士がチームに加入した。昨年とほぼ変わらない機体で臨んだ2月の初戦アブダビ大会は13位だったが、その後はロサンゼルスで機体改良を重ねた。公式練習では決勝タイムを上回る57秒909をマーク。予選はペナルティーを食らって10位だったが、必然の巻き返しだった。
国内ではなじみの薄いスカイスポーツを広めるため、大会の合間を縫って年間十数回エアショーを開き、拠点を置く福島県と共同して少年少女への普及活動に力を注ぐ。優勝を手土産に、千葉の空でもV飛行を見せる。
▽レッドブル・エアレース 国際航空連盟(FAI)が公認する専用飛行機によるモータースポーツ。レースは高さ25メートルの空気で膨らませたパイロン(エアゲート)で構成される空中コースを1機ずつ飛び、その飛行タイムを競う。最高時速は370キロ、最大重力加速度は10Gに及ぶ。03年に初めて大会が開催され、05年にシリーズ化。11〜13年の休止期間を経て、14年から再開された。1大会は通常2日間で行われ、初日に14選手による予選を行い、最終日は予選上位と下位2選手の対戦方式によるラウンド・オブ14、同8を行い、4選手によるファイナル4で優勝者を決める。