比菜 藍引退に「ショックです…神様みたいな人」

2017年05月27日 05:30

ゴルフ

比菜 藍引退に「ショックです…神様みたいな人」
新垣比菜は17番ティーショットを放つ Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーリゾートトラスト・レディース第1日 ( 2017年5月26日    奈良県山辺郡 オークモントゴルフクラブ=6538ヤード、パー72 )】 藍の引退発表の日に、沖縄の後輩が好スタートだ。今春、沖縄・興南高を卒業した新垣比菜(18)が6バーディー、2ボギーの68で回り、首位と3打差の5位で発進した。3月から4月にかけてツアーで4戦連続予選落ちを喫していたが、宮里に憧れる“ポスト藍”候補が存在をアピールした。サイ・ペイイン(26=台湾)が65を出し、単独首位に立った。
 宮里が引退を表明した日、沖縄出身の新垣が久しぶりに笑った。「アイアンショットが良くて、全部、ピンに向かっていく感じでした」。不調だったショットが好転。3番から3連続バーディーで流れに乗ると、15年日本女子オープン以来の1桁発進を決めた。

 ただ、ホールアウト直後に宮里の引退表明を聞くと、「ショックです」と言葉を詰まらせた。忘れられない思い出がある。新垣が小学校を卒業する直前の11年ダイキンオーキッド・レディース。ツアー初出場だった少女は2日目に90を叩き、予選落ちし号泣。その時、そばに来て慰めてくれたのが宮里だった。当時、一緒に撮ってもらった写真は自宅に飾ってある。「私にとっては神様みたいな人です」という。

 15年にアマとして史上初の3週連続トップ10入りを果たした実力者は藍2世になり得る存在。現在、プロテストの2次予選を受けているが、アマチュアで勝ってプロ転向した宮里のように、今大会は勝利だけを目指す。

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