原「背負ってるものが違う」有村「つらい時にいつも手を」

2017年05月27日 05:30

ゴルフ

原「背負ってるものが違う」有村「つらい時にいつも手を」
有村智恵は1番ティーショットを放つ Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアーリゾートトラスト・レディース第1日 ( 2017年5月26日    奈良県山辺郡 オークモントゴルフクラブ=6538ヤード、パー72 )】 宮里が引退の意思を告げていた数少ない後輩が東北高で2学年下だった原と有村の2人だ。リゾートトラスト・レディースに出場している原は昨年11月のTOTOジャパンクラシックの際に「辞めるから」と告げられたと明かした。「最初は何で?と思ったけれど、藍さんが“ゴルフに関して、初めて自分で決めたことだから”と言うのを聞いて、それ以上、何も言えなくなった。藍さんは勝ってプロになって、そして活躍して…と自分が決断したことではなく、そのまま流れに乗っていったわけですから」と思いやった。「私たちとは背負っているものが違い過ぎましたから。通用しないとかそういうことでは絶対にないです」とゴルフ界の顔であり続けた先輩の胸中を察した。
 有村も昨年末に「決めたよ」と打ち明けられた。ゴルフをする上で道しるべであったと同時に、素敵なお姉さんでもあった。「ゴルフ以外でも言動が凄い。“毎回、藍先輩って凄いな”と思っていた。つらい時にいつも手を差し伸べてくれた」と目を潤ませた。2人は引退発表のリリースを流す日時も事前に宮里から通知され、「聞かれたら気にしないで思ったことを何でも話して」と言われたという。最後まで「藍先輩」は気遣いの人だった。

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