甲南ラグビー部100周年式典が神戸市内で開催 関係者430人が集まる

2024年04月28日 17:27

ラグビー

甲南ラグビー部100周年式典が神戸市内で開催 関係者430人が集まる
甲南ラグビー部創部100周年記念式典に出席した69期生の渡辺龍さん Photo By スポニチ
 甲南大体育会ラグビーフットボール部及び甲南高等学校・中学校ラグビー部が28日、神戸市の神戸メリケンパークオリエンタルホテルで甲南ラグビー部創部100周年記念式典を開催した。
 式典にはOBや現役の中学、高校、大学のラグビー部員に関西のラグビー部関係者ら430人が集まり、川口武・甲南ラグビークラブ中高OB会会長の開会のあいさつで始まった。

 列席予定だった土田雅人・日本ラグビーフットボール協会会長は急用ができたためビデオレターで祝辞を送った。「(一部抜粋)100周年まことにおめでとうございます。新たな100年に向かって今後のさらなる発展と活躍をお祈りします。甲南ラグビー部のみなさん、次の100年に向かって頑張ってください」。

 甲南高時代にキャプテンを務め、京都産業大に進学後に関西大学Aリーグでの優勝経験がある渡辺龍氏(69期生)もOBの一人として式典に参加。高校1年の時に全国高校ラグビー選手権兵庫県予選準決勝の報徳学園戦(2015年)が強烈な思い出として残っているといい「後輩たちには花園出場を果たしてほしい」と、エールを送っていた。日本ラグビー界のレジェンドの一人、平尾誠二さん(故人)との出会いがラグビーを始めるきっかけとなった渡辺氏は「ラグビーを通して人生観を学びました」と、100周年記念式典に際して改めてラグビーへの想いを再確認したようだった。

 会場にはさまざまな世代のOB、関係者たちが当時の思い出話に花を咲かせ、旧交を温め合っていた。

 甲南ラグビー部は、旧制高等学校設立の翌年、1924年(大13)に創部。戦後の学制改革により48年(昭23)に設立された新制高等学校と51年(昭26)設立の新制大学へ引き継がれた。55年(昭30)から関西大学リーグに参加し、67年(昭42)までAリーグに所属。55年(昭30)、56年(昭31)と2年連続で全国地区大学大会で優勝した。68年(昭43)、69年(昭44)に関西大学Bリーグ優勝を果たし、70年(昭45)、71年(昭46)はAリーグで戦った。85年(昭60)にもBリーグ優勝を飾っている。
  

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