【深谷巡業】琴ノ若“最後の日”「この名前で上がってきたから…」琴櫻襲名を前に名残惜しさも

2024年04月28日 15:26

相撲

【深谷巡業】琴ノ若“最後の日”「この名前で上がってきたから…」琴櫻襲名を前に名残惜しさも
<春巡業深谷場所>琴櫻襲名前、最後の土俵に上がる琴ノ若(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春巡業が28日、埼玉県深谷市の深谷ビッグタートルで行われた。全20日間の日程で開催された春巡業の最終日を迎えた。
 大関・琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)は、夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)から祖父で先代師匠のしこ名「琴櫻」を襲名することが決まっている。30日の番付発表をもって改名となるため、この日が「琴ノ若」として公の場で土俵に上がる最後の日となった。

 この日の稽古や取組で「大関、琴ノ若」と場内アナウンスされると大きな拍手。19年名古屋場所の新十両昇進を機に「琴鎌谷」から改名して以来、5年間名乗ってきたしこ名をかみしめた。父であり師匠でもある佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)から受け継いだ思い入れのあるしこ名のため、名残惜しさについては「この名前で上がってきたから、ないとは言えない」としみじみ。幼少期からの夢だった「琴櫻襲名」をついにかなえる日が近づいていることを実感した。

 既にサインは改名後バージョンも練習しているという。新しこ名に使う漢字は略字の「桜」ではなく、祖父と同じく旧字体の「櫻」。「どっちなんですか?とよく聞かれる。こだわりは強いです」。「琴桜」ではなく「琴櫻」としての強い思いを明かした。

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