桐生 学生最終レース終了 ユニホームも「いまは誇り」

2017年10月29日 05:30

陸上

桐生 学生最終レース終了 ユニホームも「いまは誇り」
 男子400メートルリレーで2位になり、チームメートと笑顔でメダルを手にする東洋大の桐生祥秀(左端)=日産スタジアム Photo By 共同
 【陸上日本選手権リレー第2日 ( 2017年10月28日    横浜・日産スタジアム )】 男子100メートル日本記録保持者の桐生祥秀(21=東洋大)が男子400メートルリレー決勝で東洋大の3走として出場。チームは39秒47の2位で、学生としての最終レースを終えた。「いろいろあったがいい4年間だった」と充実感を漂わせた。
 入学直後は初めての寮生活や練習に対する不満などが重なり、ユニホームを着るのが嫌だった。「好きなものを着たかった。わがままだった」と振り返る。そのユニホームも、9秒98を出したレースを経て、かけがえのない宝物に変わった。「最後に着られてよかった。いまは誇り」と胸を張った。来春からどのユニホームに袖を通すのか。土江寛裕コーチは「まだ決まっていません」と話すにとどめたが、今の桐生なら、何を着ても黄金色の輝きを放つはずだ。

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