【岡崎真の目】宇野 ミスなく無難にまとめた印象も…ステップ丁寧さ欠く

2018年01月26日 08:40

フィギュアスケート

【岡崎真の目】宇野 ミスなく無難にまとめた印象も…ステップ丁寧さ欠く
四大陸選手権男子SP、華麗に滑る宇野(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【フィギュアスケート四大陸選手権第2日 ( 2018年1月25日    台湾・台北 )】 GPファイナル、全日本選手権のSPでミスが続いた宇野だったが、今回は大きなミスなく無難にまとめた印象だ。連続ジャンプは最初の4回転トーループの着氷の準備が遅くなったのか、重いランディングとなって、勢いがなくなった。無理やり3回転トーループを跳ばず、2回転にしたのは賢明な判断だったと思う。
 演技点も要素のつなぎ以外は9点台を並べて全体のトップで、高評価を得ている。完璧な演技ではなかったが、パーフェクトだった実力者の金博洋を上回ったのは好材料だ。1つ上のステージにいることを示した。

 ただ、ステップのレベル2はもったいなかった。いつもに比べると、丁寧さに欠けていたように見えた。レベル2とレベル4では基礎点が1・3点違い、出来栄え評価の加点の幅もレベル4の方が大きい。五輪では小さな失点がメダルの色を分けるかもしれない。細部まで大事にしてほしい。(ISUテクニカルスペシャリスト、プロコーチ)

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