貴親方、理事選完敗!他一門の結束切り崩せず、わずか2票…
2018年02月03日 05:30
相撲
自身も含め101人の親方から得られたのは、わずか2票だった。過去4回の選挙は、10、11、9、9票を得て理事となった。今回は過去の落選者よりも少ない票数で、記録的惨敗だった。だが、それも貴乃花親方にとっては想定内だった。
元横綱・日馬富士の傷害事件で相撲協会への報告義務を怠ったとして、1月4日に史上初の理事解任となった。これを受け、貴乃花一門と無所属の錣山親方(元関脇・寺尾)らは、1期限定で阿武松親方(元関脇・益荒雄)を推すことを決めた。これを受け入れれば立候補者が10人となり、不祥事続きの中、選挙なしで理事が決まる。「この状況で無投票は避けるべき」と強行出馬を決めた。
当選するには他の一門からの票が必要だった。だが、八角理事長を擁立した高砂一門は投票前日の1日に会合を開いて票が流れることを阻止するなど万全を期していた。前回の選挙で連携した山響親方(元幕内・巌雄)が離れ、今回は「孤独な闘い」ともなった。それでも、貴乃花親方は自ら票集めに奔走することはなかった。部屋の公式サイトで「自由に意見を交わせる風土を作り上げることを私の目標といたしたい」などと立候補に至った理由をつづった。その叫びは他の一門の結束を崩すまでには至らなかった。
相撲教習所長、審判部長、総合企画部長、巡業部長などを歴任して相撲協会の発展に寄与してきたが、次の職務分掌が決まる3月からは、部長の肩書はつかない。貴乃花一門から当選した阿武松親方は「貴乃花親方は大事な仲間、友人。一生懸命仕事をさせていただきたい」と神妙な表情で抱負を語った。順当なら2年後は再び、貴乃花親方が一門から理事候補として推される。初当選から約8年にわたって改革に着手してきた貴乃花親方が、厳しい結果を受け止めて充電期間に入る。
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