アービング不在のセルティクスが延長を制して先勝 バックスは惜敗

2018年04月16日 10:13

バスケット

アービング不在のセルティクスが延長を制して先勝 バックスは惜敗
第4Qに3点シュートを決めたセルティクスのロジアー(AP) Photo By AP
 NBA東地区2位のセルティクスは15日に地元ボストンでプレーオフ1回戦の初戦に臨み、延長の末に113―107(前半44―47、延長14―8)で同7位のバックスを振り切って白星発進。大黒柱のガード、カイリー・アービング(26)を膝の故障で欠きながらのポストシーズンだが、苦戦しながらもホーム・アドバンテージを死守した。
 試合はまさにデッドヒート。第4Qの残り11・1秒、バックスは脚の故障から復帰3戦目となったガードのマルコム・ブログドン(25)が3点シュートを決めて96―96。しかしセルティクスは残り1・5秒、アービングに代わって先発しているテリー・ロジアー(24)がステップバックからの3点シュートを入れ返して再び3点をリードして勝利を決めたかに思えた。

 ところがタイムアウト明けとなった最後のプレー(残り0・5秒)でバックスは、スローインを受けたクリス・ミドルトン(26)が35フィート(10・7メートル)の3点シュートをクイックリリースで決めて同点。劇的な“長距離砲”がサク裂して試合は延長にもつれこんだ。

 それでもセルティクスは地元の利を生かして奮闘。延長ではこの日23得点のロジアーや、19得点、10リバウンド、3スティールをマークした新人のジェイソン・テータム(20)らの活躍で接戦を制した。

 バックスは球宴出場のヤニス・アデトクンボ(26)が35得点、13リバウンド、7アシストを記録し、ミドルトンも31得点を稼いだが惜敗。昨季に新人王となったブログドンは全16得点を後半以降にマークして粘ったが、あと一歩およばなかった。

 セルティクスのポストシーズンでの延長戦は通算23勝20敗。ペイント内では高さで上回るバックスが支配したが、その中でセンターのアル・ホーフォード(31)が24得点、12リバウンド、3ブロックショットと奮闘して失点を最小限に抑えた。

 なおこのシリーズの第2戦は17日(日本時間18日)に行われる。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=セルティクス(41・5%)、バックス(48・2%)

 ▼3点シュート成功率=セルティクス(42・3%)、バックス(38・1%)

 ▼FT成功率=セルティクス(88・9%)、バックス(79・2%)

 ▼リバウンド=セルティクス(45)、バックス(42)

 ▼アシスト=セルティクス(20)、バックス(22)

 ▼ターンオーバー=セルティクス(15)、バックス(20)

 ▼速攻ポイント=セルティクス(10)、バックス(16)

 ▼ペイント内ポイント=セルティクス(44)、バックス(58)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ホーフォード(セルティクス=24)、アデトクンボ(バックス=35)

 ▼チーム最多リバウンド=ホーフォード(セルティクス=12)、アデトクンボ(バックス=13)

 ▼チーム最多アシスト=テータム、ホーフォード、ブラウン(セルティクス=4)、アデトクンボ(バックス=7)

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