60キロ級の高藤 体重無差別の全日本選手権参戦!重量級選手も「投げます」

2018年04月28日 17:09

柔道

60キロ級の高藤 体重無差別の全日本選手権参戦!重量級選手も「投げます」
柔道の全日本選手権を翌日に控え、記念品の帯を手に笑顔の(右から)60キロ級の高藤直寿、73キロ級の橋本壮市 Photo By スポニチ
 勇猛果敢に巨象たちに挑む。柔道の体重無差別で争われる全日本選手権は、29日に東京・日本武道館で行われる。28日には東京都文京区の講道館で選手説明会が開かれ、60キロ級の立場ながら異例の挑戦をする高藤直寿(パーク24)は「勝つとことが大切。自分のやりたいことをやる。それを見て(柔道を)楽しいなと思ってくれれば。投げます」と抱負を語った。
 昨年の世界選手権(ブダペスト)とグランドスラム東京大会の双方を制し、全日本柔道連盟の内規により、今年9月の世界選手権(バクー)代表内定を得た。この時間的猶予を利用し、3月には1階級重い66キロ級で国際大会に出場して優勝。その後は「重量級だけと練習するというスタンスでやってきた。(一番重い相手は)140キロくらいじゃないですか」と自分よりも倍以上も重い相手と稽古を積んで調整。「今の体重は66、7キロくらい。一番動きやすい体でやる」と万全の態勢を整えた。

 少年時代からあこがれていた全日本選手権挑戦に当たっては、男子日本代表の井上康生監督らに相談。世界代表としてケガのリスクも危惧されたが、最終的には背中を押された。そんな中でも家族には「反対されました」。妻で元強化選手の志津香さんには「ケガして柔道ができなくなったら、どうやって食べていくの?」と問い詰められただけに「ケガだけはしないように」と決意。60キロ級の世界代表として、一家の大黒柱として、夢の舞台に全てをぶつける。

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